日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

Quality Economic Analyses Produces Winning Markets

趣味の読書

トラヴィス・ソーチック著(桑田健 訳)『ビッグデータベースボール』:マネー・ボールは始まりに過ぎなかった!野球におけるDS革命

マネー・ボールの次は、トラヴィス・ソーチック著(桑田健 訳)『ビッグデータベースボール』を読んだ。そこに書かれた内容はマネー・ボールは始まりに過ぎず、さらに進んだDS革命が描かれていた。日々進化する野球におけるDS革命を垣間見ることができる一冊…

マイケル・ルイス(中山宥訳)「マネー・ボール(完全版)」:新しい技術ビッグデータでの業界変革がいかに難しいかが分かる

マネー・ボールが米国大リーグのデータサイエンス革命について書かれたものだった。データサイエンスによって変わる野球を考えて見たい人は一読の価値あり。

NHKスペシャル取材班著『新・古代史ーグローバルヒストリーで迫る邪馬台国、ヤマト王権ー』:空白の4世紀を中心にその前後から日本の成り立ちが明らかにされる

「新・古代史」、非常に興味深い内容だった。今までの歴史上分からなかったことが明らかになり、それがさらに新たな疑問点をもたらし、古代日本の成り立ちを少しずつ明らかにしていく。そんな取り組みが描かれている。古代史に興味のある人はぜひ読みたい1冊…

Tarzan2025年2月27日号No.896【腸腰筋があなたを救う!】・・・確かに腸腰筋が強くならないような生活だし、ランニングだった

これまで走れる程度の痛みを我慢しながら走ってきたが、その原因がどうやら腸腰筋らしいということで、Tarzanでの腸腰筋特集を購入。中身は非常に有益だった。

大塚あみ著『#100日チャレンジー毎日連続100本アプリを作ったら人生が変わった』:何かに迷っているなら読んでみる価値ある内容の濃い本です

ChatGPTの使い方に悩んでいる人、何かしらのプログラム言語をマスターしたいと思っている人、将来に不安のある人・・・この本はいろんな人に刺激を与えてくれると思う。自分も多くの気づきをもらいました。

安宅和人著『イシューからはじめよー知的生産の「シンプルな本質」:問題の本質を見極める目利きとシンプルに考える思考が大切

イシューからはじめよ・・・気づいたら改訂版が出ていた。自分が持っているのは初版。この記事はその初版の内容を読んだ上での感想だ。

真山仁著『ロッキード』:日本経済のその後を縛った田中角栄の位置付け、金との付き合い方をどう考えるか

すでに過去のことだろうけど、この事件を通して日本社会と金について考えると、金(経済)について理解していないのが日本社会ではないかと思う。

伊藤公一朗著『データ分析の力 因果関係に迫る思考法』:因果推論の入門書としておすすめの1冊

因果推論という分析手法についての入門書の2冊目。因果推論がどのような分析手法であるか、その長所と短所などが分かりやすく解説してある。因果推論について興味のある人はぜひ手に取りたい1冊。

2024年に読んだ本:11冊読了した分野は漫画から学術書まで幅広いが・・・

2024年に読んだ本は、11冊しかなかった。その11冊について簡単に振り返ってみる。

大童澄瞳著『映像研には手を出すな!01』:面白い漫画・・・いろいろディーテールが書いてあるところは攻殻機動隊の原作に似ていると思うのは僕だけ?

ついに映像研には手を出すな!の漫画を読み始めてしまった。面白いし、奥が深いのでじっくり読んでいる。

高橋勅徳著『なぜあの人は好きなことだけやって年収1000万円なのか?ー異端の経営学者と学ぶ「そこそこ起業」ー』:自分を生かす道、生きていける道は意外と身近にある

そこそこ起業・・・最初は何かな?と思ったが、読んでみると、自分の将来のビジネスを考えている人には興味深い内容だ。就職ではなく、起業することがグッと身近になる一冊。

中室牧子・津川友介著『「原因と結果」の経済学ーデータから真実を見抜く思考法ー』:今更ながら因果推論の基本を理解するのに有益な1冊

因果推論について初学者が読むのにいい。全体像と具体的な因果推論の方法の概要が学べる良書。

鳥越規央著『統計学が見つけた野球の真理ー最先端のセイバーメトリクスが明らかにしたもの』:今までのセオリーが通じない世界の背景が分かる一冊

今のプロ野球に違和感を持っている人は読んでみるといいと思う。 プロ野球において、セイバーメトリクスによってどういう変革が起こっているのかが本書を読むとわかる。

坂崎幸之助と吉田拓郎のオールナイトニッポンGoldを聞く:何かをなくしてしまった、なくしつつある日本・・・作詞ができないのはメールのせい?

坂崎幸之助と吉田拓郎のオールナイトニッポンGoldをきいた。相変わらず面白い二人の喋り・・・今もあるし、昔の話もあるし、今と昔が密接に繋がっているのが分かって面白い。

大童澄瞳著『映像研には手を出すな』:面白い漫画・アニメ・・・面白いだけでなく新事業の立ち上げポイントがしっかり描いてあるのがいい

※本ブログおよび掲載記事は、Google、Amazon、楽天市場のアフィリエイト広告を利用しています。 『映像研には手を出すな』を知ったのは、YouTubeの番組「ゆるコンピュータ科学ラジオ」の下記の番組だ。 www.youtube.com この番組の中で16分すぎぐらいからの…

宮島美奈著『成瀬は天下を取りにいく』:成瀬の相方の島崎、成瀬に恋する西浦、どこかで繋がる人たち

成瀬は天下を取りにいく・・・不思議な本だ。不思議ないやごく普通の読後感。でもどこかが違う。気分転換にちょうどいい1冊。

西郷どんが冴羽 獠に!シティーハンター実写版を見る・・・久しぶりに面白い作品を見た!

実写版シティハンター、面白かった。キャストもバッチリハマっていて、漫画やアニメのシティハンターのまま実写の映像に入り込むことができる。時間のある時にじっくりみたい作品。

相田 洋・大墻 敦著『新・電子立国[第3巻]世界を変えた実用ソフト』:表計算、ワープロはその黎明期からお世話になったデジタル時代の神器

久しぶりの新電子立国・・・今回は第3巻実用ソフト(表計算、ワープロ)の開発と普及について。ビジネスの成功は、誰にでも可能性はあるが、それを実現するには仲間と人間関係と不断の努力次第ということ。

生島淳著『箱根駅伝 ナイン・ストーリーズ』:たかが箱根、されど箱根・・・往復10区200キロに隠された多彩なドラマ

お正月の恒例といえば、箱根駅伝。今ではすっかり定着した。その箱根駅伝を取り上げた9つの小さい物語が語られている。どの物語も箱根駅伝の今を推してくれる。一読をおすすめする一冊。

ジェームズ・W・ヤング著『アイデアのつくり方』:読めば分かるが、実践するのは難しい

薄い本だけど、内容は濃い。時間をかけてゆっくり読みたい1冊。

松本清張著『小説 帝銀事件』:「NHKスペシャル未解決事件File.09 松本清張と帝銀事件」を見て読んでみた

Nスペの未解決事件で取り上げられた帝銀事件を見て、改めて読んでみた・・・小説帝銀事件。社会派の推理小説家としての松本清張にとって、これが後の日本の黒い霧や昭和史発掘へのスタートラインと位置付けられている。

ウォルター・アイザックソン著『イーロン・マスク(上)』:奇跡は起こるべくして起こる

イーロン・マスクの伝記の上巻をやっと読み終えた。とんがった事ができる人間はいろいろな部分でとんがっていることがよく分かる一冊。

門井慶喜著『地中の星-東京初の地下鉄走る-』:主人公は、銀座線そのものの物語・・・経営と建設に関係する人たちの苦労がよく分かる1冊

地下鉄建設の物語を読むのは初めて。なかなか面白かった。 当初は、浅草から品川を目指したが、そこまで行けず浅草新橋間が開通し、その後、新橋から渋谷に伸びる銀座線。そこには地下鉄建設のドラマがあった。

相田 洋・荒井岳夫著『新・電子立国[第2巻]マイコン・マシーンの時代』:今流に表現すればCoT(Computer of Things)の時代だよねと気づく2023年の自分

新・電子立国の第2巻、マイコン・マシーンがどのように産業に広がっていったかが描かれている。当時を知ることができて、かつ、日本企業の競争力について考える視点を与えてくれる。今だからこそ読む価値のある1冊。

清水亮著『検索から生成へー生成AIによるパラダイムシフトの行方ー』:生成AIは一過性のブームではなく、我々のすべてを変えていく

生成AIの急速な普及の必然とそれがもたらす将来を見通す『検索から生成へ』はこれからの情報通信やそれが影響する世界を見通す上で必読の本になるのではないか。歴史的な視点でまとめられ、テクニウムというキーワードでこれからの世の中を見通す本書はこれ…

相田 洋・大墻 敦著『新・電子立国[第1巻]ソフトウェア帝国の誕生』:コンピュータ産業の勃興期をビル・ゲイツを中心に描くとこうなる

半導体産業における日本の凋落、PCやスマホの低迷等日本のデジタル産業は成長の足掛かりがないように見える。 そこで新・電子立国のソフトウェア産業の勃興について読んでみることにした。そこで明らかにされたことは!・・・30年前の書籍だが、今読んでも勉…

ジミー・ソニ著『創始者たちーイーロン・マスク、ピーター・ティール、世界一のリスクテイカーたちの薄氷の伝説ー』:分厚いが、あっという間の出来事だったペイパルの立ち上げ

一つのスタートアップ、それがどのように業界で成功していくか、これほどスリリングな物語はないであろう。 今をときめくイーロン・マスクやピーター・ティールたちの若き日の物語、面白いし、色々考えさせてくれる。

猪瀬直樹著『昭和23年冬の暗号』:ジミーの誕生日に秘められた占領軍の意志・・・それを乗り越えられない日本

昭和16年夏の敗戦で問われた「日本人はなぜ戦争をしたか」の完結編。昭和23年冬の暗号として当時の状況が明らかにされる。それはジミーの誕生日に秘められた占領軍の意志であり、それを乗り越えられない日本の姿である。

猪瀬直樹著『日本人はなぜ戦争をしたかー昭和16年夏の敗戦ー』:数字に基づく事実の確認と確認された事実に基づく意思決定と

日本人はなぜ戦争をしたか・・・開戦前に敗戦が分かっていたのに戦争に突入した日本。それはなぜだったのか・・・猪瀬直樹氏が、総力戦研究所の活動を通して、今も引きずる日本の弱点を問う。

読書の秋にゲイツ流読書のルールを再確認する:本の選択、読み方、読後のアウトプットまで

読書の秋がもうすぐだ。ビル・ゲイツの読書の仕方は、基本を再認識させてくれる。一読の価値あり。 今年の秋冬もなるべく多くの本を読めるように、何をどう読むかは大切にしたいところ。