日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

Quality Economic Analyses Produces Winning Markets

趣味の読書

西山圭太著『DXの思考法ー日本経済復活への最強戦略ー』:DXの成功はゲームチェンジを理解できるかにかかる

デジタルトランスフォーメーション、DXとは何か・・・某官庁のプロジェクトで昨年から今年にかけて考えた。今までの情報化やデジタル化と何が違うのかと。ハードやそれが実現するソフトウェア、サービスに注目すれば、AIであり、IoTであり、クラウドが普及し…

マイケル・ルイス著『最悪の予感ーパンデミックとの戦いー』:やることはある、それを地道に続けられるかだろう

今の時期、本書が出版されたのはたまたまだったのか、Covid-19の感染拡大が始まってから書き始められたものなのか、あまりにもタイミングが良すぎると最初は思った。最後の謝辞を見ると、きっかけは5年前に始まっていたみたいだ。そして本格的に取り組み始め…

池田善昭・福岡伸一著『福岡伸一、西田哲学を読むー生命をめぐる思索の旅ー』:今の経済社会に足りない視点を抉り出す・・・私は自然から独立しているのか?

まさかこういう形で福岡さんの著作を読むことになるとは思わなかった*1。もう10年以上前、当時話題になった「生物と無生物のあいだ」を読んでいたのだがその時非常に興味深く読んだことは今でも覚えている。その時感じたことをまとめた記事が以下残されてい…

日本SF作家クラブ編『ポストコロナのSF』:SFの中にこれからの世界を探す

これからの世の中がどうなるのか・・・普通、未来を考えるのは楽しいものだが、今の時代はどうなのだろう。 // Covid-19の変異種との闘いが続く中、明るい未来に思いを馳せることは到底無理なことだろうか・・・ということはあまり考えず、どちらかといえば…

佐々木実著『資本主義と闘った男ー宇沢弘文と経済学の世界ー』:外部経済を市場メカニズムの中に取り込むことを考えていたのか?

残念ながら、自分は宇沢先生本人にはお会いしたことはない。自分が大学院に通っていた頃は新潟大学に所属されていた頃と思う。その頃、耳にした先生の逸話というか伝説というか評判は以下のようなもの(真偽のほどは分からない)。 // 宇沢先生は月曜日の朝…

垣根涼介著『光秀の定理』:歴史小説というよりは時代小説的か・・・

光秀、昨年の大河ドラマで光があたった戦国武将・・・なんて言うまでもないが、去年のドラマがなければおそらく手にすることはなかったと思う・・・この作品『光秀の定理』。 // 光秀ものは他にもいろいろ作品はあるが、その中からこの作品を選んだのは、お…

柳田由紀子著『宿無し弘文ースティーブ・ジョブズの禅僧ー』:<転依>考えぬくことで次がある

ジョブズの伝記を読んだ時から気になっていたジョブズと禅宗の関係。 mnoguti.hatenablog.com mnoguti.hatenablog.com 伝記を読んだ感想を書いたブログの記事でも、1回目は「洗練を突き詰めると簡素になる」、2回目は「すべてが一体となって機能する」と見出…

真山仁著『ロッキード』:日本経済の曲がり角で起きた一つの出来事だが・・・

自分がまだ小学校から中学生だった頃の話だ。普段ほとんど読書をしない父親が新聞配達のお兄ちゃんにロッキード事件に関する本は何かないかと頼んでいたのを覚えている。当時、それほど関心の高い事件だったのだろう。 // 自分はといえば、それからだいぶ経…

杉本貴司著『ネット興亡記ー敗れざる者たちー』:広大なネットの世界開拓の始まりの物語

日本経済新聞社で情報通信の記事を書くといえば、関口さんの名前がすぐに頭に浮かんできた。その関口さんが昔書いたのが、『パソコン革命の旗手たち』だ。 mnoguti.hatenablog.com上の記事にも書いているが、関口さんはネット革命についても本を書きたいと言…

ジェイエル・コリンズ『父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え』:原著のThe Simple Path to Wealthについてかっちりかかれた本です

自分の目標を実現する生き方、FIREを知った日からそれをどのように実現するのかということが次の探求すべき課題となる。 mnoguti.hatenablog.com そこで今まで読んだのが、以下の本。読んだものから順番に。基本的には、経済的自由を可能にするためには、収…

島田太郎、尾原和敬著『スケールフリーネットワークーものづくり日本だからできるDXー』:次の収穫逓増はべき乗則によってもたらされる

マクロでは経済成長はなぜ可能なのか、ある時期から成長のスピードが速くなったのはなぜか、バブル以降日本経済の成長率が上がらないのはなぜか、ミクロでは企業成長(あるいは市場での勝利)はどのように実現されるのか・・・長年の謎だった。 スケールフリ…

鉄 魚春著『木屋町路地裏野良猫暮一景』:京都のある一面を垣間見せてくれるオカルトミステリー

吾輩はミステリー好きであるが、最近はめっきりその手の本を読んでいない。まあ、日本経済の将来とか、今のデータ経済の世界を分析している本や論文を読んでいるとよっぽどミステリーだがw // 今回、読了したミステリーは、オカルトミステリーという一冊・・…

たぱぞう著『お金が増える米国株超楽ちん投資術』:米国株の強さと投資の仕方が分かります

前回は、会計リテラシーの話だった。これは読みやすい内容だったけど、中身は深く、濃かった。繰り返し読んでいいと思う。どういう位置づけかというと、まずFIRE*1でこれからの生き方とそれを支える収入の多様化の必要性をしっかり認識し、次に会計リテラシ…

天野敦之著『会計の神さまが教えてくれたお金のルール』:経済行動をお金の流れで理解する・・・GAFAの強みが見えてくる

つい先日までは絶対読まないだろうと思っていた本が状況の変化により興味の対象、あるいは読まなければいけない本となることはあまりないことだと思うが、今はそういう状況だ。気が進まないまでも手に取って読んでみる。予備知識がついていたこともあるが、…

水瀬ケンイチ著『お金は寝かせて増やしなさい』:身の程をしり、リスクを考え、辛抱強く続ける

働き方、稼ぎ方を変えなければいけない時代、変えた方がいい時代。その時代にどう稼いでいくかというのは下記のFIREを読むことで一応分かった。日々の自分の労働だけでの稼ぎでは限界があり、昔のように勤続年数と共に給与が上がっていくわけでもなく、そう…

デヴィッド・ウォルシュ著『ポール・ローマーと経済成長の謎』:AI・クラウド・IoTがなぜ重視されるのか

先に読んだ、「テクノロジーの世界経済史」は、自分にとって刺激的な内容であった。以前より不思議に思っていた経済成長への離陸がどうして可能になったのか、それが明確に語られていたからだ。 mnoguti.hatenablog.comそしてその謎について経済学はどのよう…

グラント・サバティエ著『FIREー最速で経済的自立を実現する方法ー』:働き方を変える時代の実践方法

1991年に社会人になって、ずーっとサラリーマンをしてきた。研究というフィールドは自分の大学院からの延長だったので、他のサラリーマンとはちょっと立ち位置が違っていたかもしれない*1。それでも世の中の趨勢に乗っていたことは事実で年功序列の世界で自…

カール・B・フレイ『テクノロジーの世界経済史ービル・ゲイツのパラドックスー』:これからのAI社会の諸課題への対応を考えるヒントをくれる1冊

今の自分の問題意識に近い内容の本だ。自分は、広くは技術(革新)が世の中に及ぼす影響や、技術が社会に受容されていく過程(最近はもっぱら経済成長との関連)に興味があるのだが、その中でも情報通信についての興味が中心だった。 // 本書は、情報通信だ…

小川進著『QRコードの奇跡-モノづくり集団の発想の転換が革新を生んだ-:想像以上に面白い、そしていろいろ示唆をくれる内容だった

普段何気なく使っている技術・・・バーコードやQRコード。特にQRコード、これがあるおかげで日々の買い物がいかに楽にできるか。スマホ決済でお世話になっている人がほとんどではないだろうか。 // そのQRコードがどのように生まれ、社会に普及し、今に至る…

テクノロジー・トラップを読む:産業革命前後と技術の社会的受容(第3章)

少しずつ読み進めている。今回は、第3章「なぜ機械化は進まなかったのか」を読み終えた。 // まさしく原著の書名の通り、産業革命前後の状況をテクノロジー・トラップ(技術革新の罠)*1の視点で解釈し、解説したものだ。 技術進歩はいろいろなことを可能に…

蓄積されると社会が変わり、課題が顕在化する・・・狩猟社会から農耕社会、産業社会、デジタル社会

テクノロジーの世界史・・・第1章の産業革命前の技術の歴史、第2章の産業革命前の繁栄まで読んだ。今まで知っていたことだといえば、そうなのだが、そこに書かれていることは「なるほど」と認識を新たにすることが多い。 技術は社会を変える可能性を持つが、…

涼宮ハルヒの憂鬱をNetflixで一気に見る・・・God knows...がいい!

涼宮ハルヒの憂鬱・・・この歳になってこのアニメを見るとは思わなかった。関心を持つきっかけは、下の方に載せているYoutube動画だ。このアニメで演奏されているGod knows... を弾いたものだが、見事な弾きっぷりで、再生回数も1000万回を超える。実際、聴…

技術が社会に受け入れられる時、排除されるときを考えさせてくれる

中間報告・・・・この本、分かりやすく、内容は現代における技術の社会的受容について、経済学の視点から取りまとめられており、技術が社会に受け入れられる際のポイントが書かれている。 技術は社会にどのように受け入れられていくのか? 技術の社会的受容…

AIやIoT、クラウドがもたらすものに備えるために

ワクワクする未来にするためには、現在起きていることをしっかり理解する必要がある。そのためには過去にあった同様の事象を見直し、そこからの教訓を現代、未来に生かすことだろう。 // その過去を振り返るのに絶好の翻訳所が最近、2冊相次いで刊行された。…

Magic Keyboardで変わる読書環境・・・iPad Pro+kindle+Magic Keyboard(書見台)で読書が捗る

iPad ProにMagic Key Boardをつけて使い始めて20日を過ぎたか・・・もっと長く使い続けているという感じだが、まだまだ使い始めたのはつい最近*1。 // トラックパッドがついたことによって、当初はもっぱらテキスト作成用としてより便利になったということで…

人生初めて、雑誌anan(アンアン)を買う:草薙素子の表紙に誘われちゃいましたw

今年の4月、全世界同時配信が始まったと同時に見始め・・・今まですでに何回見たことか・・・攻殻機動隊SAC_2045。 // 今回はストーリーもスケールアップし、国内に閉じず、世界を視野に入れたストーリーになっている。 サステイナブル・ウォー・・・経済を…

鴨川つばめ『マカロニほうれん荘(全9巻)』:今から40年前はこの漫画が無性に面白かったのだったw

マカロニほうれん荘・・・大人買いしたのはほぼ昨年4月ごろだった模様。 // 買った時は一種の勢いもあり、すぐに読み終えてしまうかと思ったが、暗に相違して、1年以上の積読資産となった。こうなった原因は、やはりギャグ漫画を読むのはある種の勢いが必要…

YouTuberへの道:まずは動画を掲載するところから・・・初めてiMovieを使う

動画は苦手だ。でもYoutubeのチャネルは一応持っている。 www.youtube.com // 今までアップした動画は、自分のゴルフの練習動画が多い。その他では、古い方から、草津白根火山ルートの雪の壁、毎年恒例、隅田川の花火や今はもうやっていない東京湾大華火、都…

片山 修 著『豊田章男』:世界に冠たるトヨタの社長の今・・・MaaS、変革の時代の社長像

トヨタ自動車と言えば、世界に冠たる、日本を代表する自動車会社。自分はトヨタ車には乗った(所有した)ことはないが、乗ったことはある(当たり前か)。 // そのトヨタ自動車の現社長の豊田章男氏の本を読んだ。主に彼の社長業の日々と社長としての決断、…

メモ:ゲーム、ブロックチェーン、Python、R、そしてAI・・・将来の事業を遠目に見ながら妄想を!

ちょっとちょっとということで、これからを考えるのに、もうモノづくりの時代、社会ではないということで、じゃあ、どういう社会を志向するのかなんてことを考えている。 // そこで先日とあるところでそのキーワードを聞いた。それはゲーム。そう、パックマ…