日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

Quality Economic Analyses Produces Winning Markets

趣味の読書

カール・B・フレイ『テクノロジーの世界経済史ービル・ゲイツのパラドックスー』:これからのAI社会の諸課題への対応を考えるヒントをくれる1冊

今の自分の問題意識に近い内容の本だ。自分は、広くは技術(革新)が世の中に及ぼす影響や、技術が社会に受容されていく過程(最近はもっぱら経済成長との関連)に興味があるのだが、その中でも情報通信についての興味が中心だった。 // 本書は、情報通信だ…

小川進著『QRコードの奇跡-モノづくり集団の発想の転換が革新を生んだ-:想像以上に面白い、そしていろいろ示唆をくれる内容だった

普段何気なく使っている技術・・・バーコードやQRコード。特にQRコード、これがあるおかげで日々の買い物がいかに楽にできるか。スマホ決済でお世話になっている人がほとんどではないだろうか。 // そのQRコードがどのように生まれ、社会に普及し、今に至る…

テクノロジー・トラップを読む:産業革命前後と技術の社会的受容(第3章)

少しずつ読み進めている。今回は、第3章「なぜ機械化は進まなかったのか」を読み終えた。 // まさしく原著の書名の通り、産業革命前後の状況をテクノロジー・トラップ(技術革新の罠)*1の視点で解釈し、解説したものだ。 技術進歩はいろいろなことを可能に…

蓄積されると社会が変わり、課題が顕在化する・・・狩猟社会から農耕社会、産業社会、デジタル社会

テクノロジーの世界史・・・第1章の産業革命前の技術の歴史、第2章の産業革命前の繁栄まで読んだ。今まで知っていたことだといえば、そうなのだが、そこに書かれていることは「なるほど」と認識を新たにすることが多い。 技術は社会を変える可能性を持つが、…

涼宮ハルヒの憂鬱をNetflixで一気に見る・・・God knows...がいい!

涼宮ハルヒの憂鬱・・・この歳になってこのアニメを見るとは思わなかった。関心を持つきっかけは、下の方に載せているYoutube動画だ。このアニメで演奏されているGod knows... を弾いたものだが、見事な弾きっぷりで、再生回数も1000万回を超える。実際、聴…

技術が社会に受け入れられる時、排除されるときを考えさせてくれる

中間報告・・・・この本、分かりやすく、内容は現代における技術の社会的受容について、経済学の視点から取りまとめられており、技術が社会に受け入れられる際のポイントが書かれている。 技術は社会にどのように受け入れられていくのか? 技術の社会的受容…

AIやIoT、クラウドがもたらすものに備えるために

ワクワクする未来にするためには、現在起きていることをしっかり理解する必要がある。そのためには過去にあった同様の事象を見直し、そこからの教訓を現代、未来に生かすことだろう。 // その過去を振り返るのに絶好の翻訳所が最近、2冊相次いで刊行された。…

Magic Keyboardで変わる読書環境・・・iPad Pro+kindle+Magic Keyboard(書見台)で読書が捗る

iPad ProにMagic Key Boardをつけて使い始めて20日を過ぎたか・・・もっと長く使い続けているという感じだが、まだまだ使い始めたのはつい最近*1。 // トラックパッドがついたことによって、当初はもっぱらテキスト作成用としてより便利になったということで…

人生初めて、雑誌anan(アンアン)を買う:草薙素子の表紙に誘われちゃいましたw

今年の4月、全世界同時配信が始まったと同時に見始め・・・今まですでに何回見たことか・・・攻殻機動隊SAC_2045。 // 今回はストーリーもスケールアップし、国内に閉じず、世界を視野に入れたストーリーになっている。 サステイナブル・ウォー・・・経済を…

鴨川つばめ『マカロニほうれん荘(全9巻)』:今から40年前はこの漫画が無性に面白かったのだったw

マカロニほうれん荘・・・大人買いしたのはほぼ昨年4月ごろだった模様。 // 買った時は一種の勢いもあり、すぐに読み終えてしまうかと思ったが、暗に相違して、1年以上の積読資産となった。こうなった原因は、やはりギャグ漫画を読むのはある種の勢いが必要…

YouTuberへの道:まずは動画を掲載するところから・・・初めてiMovieを使う

動画は苦手だ。でもYoutubeのチャネルは一応持っている。 www.youtube.com // 今までアップした動画は、自分のゴルフの練習動画が多い。その他では、古い方から、草津白根火山ルートの雪の壁、毎年恒例、隅田川の花火や今はもうやっていない東京湾大華火、都…

片山 修 著『豊田章男』:世界に冠たるトヨタの社長の今・・・MaaS、変革の時代の社長像

トヨタ自動車と言えば、世界に冠たる、日本を代表する自動車会社。自分はトヨタ車には乗った(所有した)ことはないが、乗ったことはある(当たり前か)。 // そのトヨタ自動車の現社長の豊田章男氏の本を読んだ。主に彼の社長業の日々と社長としての決断、…

メモ:ゲーム、ブロックチェーン、Python、R、そしてAI・・・将来の事業を遠目に見ながら妄想を!

ちょっとちょっとということで、これからを考えるのに、もうモノづくりの時代、社会ではないということで、じゃあ、どういう社会を志向するのかなんてことを考えている。 // そこで先日とあるところでそのキーワードを聞いた。それはゲーム。そう、パックマ…

念願のBLUE NOTE TOKYOのライブを初体験・・・ただしLive Streemingでした

初体験のブルーノート東京・・・しかしオンラインストリーミングだった。それでもBLUE NOTE TOKYO ALL-STAR JAZZ ORCHESTRAの演奏は良かった。楽しいひと時だった。世の中の変わり目が見えたような気がする。

勝手にブックカバーチャレンジ・・・一気に7冊!

巷で流行っているブックカバーチャレンジなるものを勝手にやってみた。ブックカバーの写真がないから、Amazonのリンクで。 // まずはこれ。植村直己さんのこの本が僕の読書人生の始まり。 北極圏1万2000キロ (ヤマケイ文庫) 作者:植村直己 発売日: 2014/01/2…

攻殻機動隊SAC2045:3DCGは微妙だが、ストーリーは面白い

4月23日にNETFLIXで公開になった攻殻機動隊 SAC_2045。自分も早速見た。全12話で描く・・・2045年の日本を舞台にしたストーリー。 www.ghostintheshell-sac2045.jp 3DCGの出来についてはどうなのだろう。PIXARの作品と比べるとやはり見劣りがするのかとも思…

丸山俊一、NHK「欲望の資本主義」取材班「岩井克人『欲望の貨幣論』を語る」:太陽の下、この世には何も新しいものはありません

// 読書再開後、最初に読み終わった・・・NHKBSの特集番組「欲望の資本主義 特別編 欲望の貨幣論2019」を書籍化したものだ。番組も見たし、岩井先生の「経済学の宇宙」も以前にブログに書いたとおり、読んでいたので比較的内容を理解しやすかったのではない…

今読みたい書籍:岩井克人、マックス・テグマーク、落合陽一そして安宅和人

// 仕事の峠は越えつつある・・・とむくむくっと復活してきた欲求の一つに、読書欲がある。去年はこの時期すでに5冊目を読了していたが、今年はまだ2冊に止まる。その分、仕事(一応研究者なので)ではそれなりに活字を追ってはいるが、それにしてもプライベ…

【シン・ニホン】落合陽一×安宅和人「日本再生を考える」:今だから、前を向いて考える

安宅さんと落合さん、今、最も注目する2人による対談。 // 1時間少々の対談だが、内容はこれからのニホンを考える際の論点を明確に挙げてあり、見応えがある。 newspicks.com この対談をじっくり見て、考えて、次の一歩をどう踏み出すのか・・・日本経済の将…

マイケル・ルイス著『かくて行動経済学は生まれり』:経済学を学ぶ上で引っかかった理由が分かる気がする新しい経済行動の見方

何年か前からそういう新しいアプローチがあることは知っていた・・・行動経済学。本書はこの新しいアプローチについてそれを大きく進展させた2人の心理学者に焦点をあてた物語だ。 // なぜこの本を今回読むことになったかと言えば、最初は仕事の必要から行動…

攻殻機動隊が帰ってくる・・・・NETFLIXを契約すべきか・・・と悩むまもなくポチリとw

攻殻機動隊が帰ってくる。おおおっ!って感じ。待ってました!、やっとかい・・・神山攻殻!楽しみにしてまっせ!! // しかも声優はオリジナルのメンバー・・・少なくとも草薙素子の声は田中敦子さんでないといけないと思っていたが、オリジナルメンバーが…

ポケモンGO、レベル36、3年5ヶ月ぐらいで到達・・・ちょいちょいやってますw

ポケモンGO・・・ふと手を出してしまったのは、2016年8月。それから3年と5ヶ月でレベル36に本日11時前到達した。 長いようでそれほどでもないのか・・・どうなのか。私の知人はすでにレベル40まで到達していて、その知人が行っていたのは・・・「レベル40に…

デジタル経済と経済成長を考えるための書籍3冊:知識の経済学は、知識・データの貢献をどこまで説明できるのか?

古くは情報化社会とか情報社会とか情報経済とか、最近は経済成長の切り札として、データ駆動社会とか、AI・ビッグデータ・IoT、データ経済とか、AI経済とか言われている。 // その情報やデータ、AI、ビッグデータやIoTがどのように経済成長に寄与するのかを…

岩井克人・前田裕之著『経済学の宇宙ー経済を考え抜いた格闘の奇跡ー』:自分の仕事とは、「研究」とは何か・・・を考えさせられた一冊

読み始めてから読了までだいぶ時間がかかってしまった*1。あとがきまで含めると478ページある。最近の書籍としては厚い。 // 岩井先生の学者としての足跡を本人がその時々の周辺の出来事と合わせて書き記した内容だ。 大学院から現在までおよそ半世紀にわた…

2019年に読んだ本のベストはこの4作品・・・ジョブズ、アイブ、ピクサー、クック

2019年は、久しぶりに本を読もうと思ってそれなりに読んだ1年間だった。結果的に15冊14作品を読んだ。1ヶ月1冊以上の本を読んだことになるので、最近では多読の1年間だったのではないか。 // 最後に読み終えたのが、10月下旬で下で紹介するティム・クックに…

リーアンダー・ケイニー著『ティム・クック:Appleをさらなる高みへと押し上げた天才』:ジョブズ後のAppleは何を目指したのか?

これからのAppleというか、これからのデジタル経済を、ビジネスを考えるために読んだ書籍・・・この本を含めて4冊*1。 // いやぁ〜、いろいろ教えられました。 ジョブズが技術×端末・サービス(Apple Ⅱ、Mac、iPhone、PIXAR、iTunes) ジョニーが技術×デザイ…

新井紀子著『AIに負けない子供を育てる』:水は易きに流れる・・・人はもっと易きに流れる(長文)

前著『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』の中で明らかにされた現代人の読解力の低下。教科書が読めないのは子供だけではなく大人も同じだということ。東ロボのプロジェクトを通しそれに気づかされた著者。 // 本書はその続編にあたるものだ。著者が中心と…

この秋、デジタル経済を考えるための必読の書籍2点:『ビックデータ探偵団』、『AI時代の労働の哲学』

まだ読み始めてもいない新刊のご紹介。すでに読み終えている人もいるだろうけど、自分はまだこれから。 ITの社会実装が現実になってきて、そこから生み出されるビッグデータで何が分かるのか、一方、そのビッグデータを燃料に人間知の不可能を可能にするAI、…

新井紀子著『AIに負けない子供を育てる』:読解力を鍛える必要がある大人も多いはずだ

以前、新井氏の以下の書籍を読んだ。 【2019年ビジネス書大賞 大賞】AI vs. 教科書が読めない子どもたち 作者: 新井紀子 出版社/メーカー: 東洋経済新報社 発売日: 2018/02/02 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (32件) を見る // AIに労働機会が奪われ…

ローレンス・レビー著『PIXAR<ピクサー>:世界一のアニメーション企業の今まで語られていなかったお金の話』:新しいことを成し遂げる過程が経営という面から語られている

ピクサー、不思議な存在だった。ディズニーアニメーションを作っている会社?ってぐらいの認識。トイストーリーとか、モンスターズインクとか、ミスター・インクレディブルとか*1。 // 今回、ジョブズの本を読んでジョブズの仕事をより理解したければこの本…