たまたまだった・・・新版画作家 川瀬巴水を知ったのはテレ東の美の巨人の10月29日の放送でたまたま巴水が取り上げたれていて、かつ、ジョブズが好んで購入していた作家であったことを知った。
ジョブズが日本贔屓であったことは、有名で自分も以前から知っていた。特に禅宗との関わりがアップル製品のシンプルな美しさに影響を与えているのだろうと思っていた。そして今回、巴水の作品にも同じようなところを見ていたのだということが分かった。
俄然、巴水の作品に興味が出て、調べてみると千葉市美術館で新版画の展示会を11月3日までやっていることを知って、その最終日3日に見に行った。
その際、撮影可だった巴水の作品が以下の4作品。
他にもたくさんあったけど、ずーっと見て、拙い感性で理解したところでは、巴水の作品はシンプルで無駄がない。隅から隅まで全てに意味を持たせているのではないか、そこがジョブズとの共通点ではないかと感じたりした。
その後、巴水の本も購入して眺めているけど、隅々まで作者の意思を感じる構図と表現、それがジョブズの製品(Mac、iPhone、iPadなど)の設計思想と通じるのではないかとの思いが強い。
だいぶ前だけど、NHKでもWeb特集していた。
この記事は、ジョブズと巴水の作品の関係を教えてくれる。ジョブズの思想を理解したければ、巴水や曹洞宗の理解は必須だろう。ジョブズの生い立ち、曹洞宗の只管打坐、巴水の作風・・・その先にAppleの作品がある。
この部分を忘れなければ、Appleは盤石かと思っていたが、そのジョブズの亡き後のAppleはどこに行こうとしているのか・・・興味を持たれるところだが、そこを書いた書籍が出ている。
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