日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

Quality Economic Analyses Produces Winning Markets

実証研究入門(統計学、R/RStudio、Python)

実証研究に関する話題を取り上げます。

トラヴィス・ソーチック著(桑田健 訳)『ビッグデータベースボール』:マネー・ボールは始まりに過ぎなかった!野球におけるDS革命

マネー・ボールの次は、トラヴィス・ソーチック著(桑田健 訳)『ビッグデータベースボール』を読んだ。そこに書かれた内容はマネー・ボールは始まりに過ぎず、さらに進んだDS革命が描かれていた。日々進化する野球におけるDS革命を垣間見ることができる一冊…

マイケル・ルイス(中山宥訳)「マネー・ボール(完全版)」:新しい技術ビッグデータでの業界変革がいかに難しいかが分かる

マネー・ボールが米国大リーグのデータサイエンス革命について書かれたものだった。データサイエンスによって変わる野球を考えて見たい人は一読の価値あり。

大塚あみ著『#100日チャレンジー毎日連続100本アプリを作ったら人生が変わった』:何かに迷っているなら読んでみる価値ある内容の濃い本です

ChatGPTの使い方に悩んでいる人、何かしらのプログラム言語をマスターしたいと思っている人、将来に不安のある人・・・この本はいろんな人に刺激を与えてくれると思う。自分も多くの気づきをもらいました。

伊藤公一朗著『データ分析の力 因果関係に迫る思考法』:因果推論の入門書としておすすめの1冊

因果推論という分析手法についての入門書の2冊目。因果推論がどのような分析手法であるか、その長所と短所などが分かりやすく解説してある。因果推論について興味のある人はぜひ手に取りたい1冊。

Rと統計学を学ぶ(7)・・・現状を振り返り、再々スタートする

再々スタートします。どこまで続くかはわかりません。

2024年に読んだ本:11冊読了した分野は漫画から学術書まで幅広いが・・・

2024年に読んだ本は、11冊しかなかった。その11冊について簡単に振り返ってみる。

中室牧子・津川友介著『「原因と結果」の経済学ーデータから真実を見抜く思考法ー』:今更ながら因果推論の基本を理解するのに有益な1冊

因果推論について初学者が読むのにいい。全体像と具体的な因果推論の方法の概要が学べる良書。

鳥越規央著『統計学が見つけた野球の真理ー最先端のセイバーメトリクスが明らかにしたもの』:今までのセオリーが通じない世界の背景が分かる一冊

今のプロ野球に違和感を持っている人は読んでみるといいと思う。 プロ野球において、セイバーメトリクスによってどういう変革が起こっているのかが本書を読むとわかる。

Rと統計学を学ぶ(6)・・・前期の授業を振り返る

前期の授業を振り返り、後期にどうしたらいいか考える・・・もう1度、内容の見直しをしてみる。

2023年3月から5月22日までの通信キャリアの株価データから何が読み取れるか

NTTほか、通信キャリアの株価データの動きを視覚化してみた。

Rと統計学を学ぶ(5)・・・正規表現の復習といろいろな確率分布の理解

3ヶ月止まってしまっていたRと統計学の理解。自分の理解をよる進めるために取り組んでいるが、今回やっと再開にこぎつける。

R研究集会2023にオンライン参加して刺激を受けました

R研究集会2023が12月16日に行われた。オンライン参加したが、内容は難しく自分のこの分野に関する知識がいかに心許ないものなのかということが明らかになった。刺激を受けた貴重な体験だったので、自分の感じたことを少し書いてみた。

Rと統計学を学ぶ(4)・・・多変量データの記述(相関係数いろいろ)

Rと統計学を学ぶ、4回目。Rで楽々データ分析入門は8章で、正規表現。Rで学ぶ確率統計学は第2章。相関係数をめぐる話題色々。因果と相関の違いを見分けることの難しさとか。

Rと統計学を学ぶ(3)・・・Rでの列の加工と1変量データの扱い方(2)

Rで学ぶ確率統計学(実データ分析編)という書籍を読み、Rでプログラミングしながら確率統計学を理解していく。毎日、継続して取り組むことが課題。今回で3回目。

Rと統計学を学ぶ(2)・・・Rでの列の加工と1変量データの扱い方

Rと統計学を学ぶ・・・今回は、Rがパイプ関数と列データの扱いについて、Rで統計学が1変量データの扱いについて進める。Rで統計学でも当然Rを学ぶことになるので、繰り返しになり、自動的に写経もどきをしてるよう。

Rと統計学を学ぶ・・・パイプ関数とデータの可視化

継続することは力なり、いろいろ手を出すより1冊の教科書を読破せよということで、あっちゃこっちゃに手を出しがちな癖を矯正するため、決めた書籍の毎日の進捗をここにメモることにした。

情報Ⅰを学習した学生が入学してくる2025年度以降の授業内容をどうすべきか?

新しい学習指導要領で学んできた学生が25年度から大学に入学してくる。情報関連科目では、プログラミング、統計などの基礎を習得していることを前提に講義内容を変える必要があるので、今から考えておく。

西田典充著『Rでらくらくデータ分析入門ー効率的なデータ加工のための基礎知識ー』:ここにもあったデータの入出力と前処理の解説書・・・初心者にはこちらがお勧め

RやRStudioを使ってデータ分析をするための効率的なデータ加工について解説した書籍。日頃、Excelデータを使うことが多いビジネスパーソンを視野に入れたR言語の解説書である。内容は、①データのインポート、②データのクリーニング(前処理:分析のできるデ…

過去のデータ分析を振り返り、再分析してみる:料金政策の変更と高速道路の交通量

データ分析を実践してみるということで、9年前に行った料金政策の変更と高速道路の交通量の分析を、その後のデータを加えて、再分析する(機械学習による予測モデルの構築も視野に入れる)。今回の記事は、その最初のとっかかり部分を述べたもの。

R言語を使いこなす最初の壁・・・データの入手・入力と前処理(RユーザのためのRStudio[実践]入門)

データ分析をするとき、必ずデータの収集、入力、加工の作業を行う。それはデータがデジタル化されてからでも無くならない。むしろ、多くのデジタルデータを扱うようになり、分析前の処理は増える可能性がある。そこで入手から前処理までをしっかりマスター…

たまには趣味の読書の話題など・・・ケインズ、半導体、民主主義、データ分析

最近、書籍に関する記事がないので、最近、購入した書籍を中心に書いてみた。ジョン・メイナード・ケインズ、半導体戦争、民主主義の経済学、ExcelとRではじめる やさしい経済データ分析入門の4冊。 読みかけの本はいろいろあるが、これらの本は最初から最後…

デジタルの時代に自分の姿を映し出す鏡・・・データの役割は変わらないがそこにある課題は大きい

自分の姿を映し出す鏡・・・統計データがデジタル化の影響で色々な課題を抱えている。 その課題を検討しているいくつかの論文のリンクを紹介。 これからこれを元に、自分も理解を深めるつもり。

杉山将・他訳「統計的学習の基礎 ―データマイニング・推論・予測」:百科事典的な機械学習に必要な統計学のいろいろがまとめられている・・・研究者必携の書

今回、機械学習については、いろいろ勉強したけど、こういう本があるのは知らなかった。文献調査ができていなかった・・・ということになろうか。世の中、想像より機械学習はいろいろと応用が進んでいるみたいだ。 統計的学習の基礎・・・必要なところを必要…

機械学習と計量分析の間:機械学習は経済学の実証分析のツールの一つ・・・なのか?

ある時系列データを使って予測している。それで機械学習を使うのだが・・・実証分析の経験があるものにとって、まず最初に疑問に思うのが、機械学習での予測というのは、計量経済学でのそれと何がどう違うのかという点だ。 mnoguti.hatenablog.com これまで…

山口達輝 ・松田洋之(著)『図解即戦力 機械学習&ディープラーニングのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書』:機械学習の理解の最初の一歩に

端緒 第1章、第2章 第3章、第4章 第5章、第6章、第7章 おわりに 端緒 機械学習とはどういうものかを端的に理解する必要があり、手に取った1冊。確かに書名の通り、「しくみと技術がこれ1冊でわかる」ある程度分かる内容だと思う。「しっかり」という点につい…

Pythonの習得の再開と現状・・・どこまで進んだか?・・・Hallo world! Hallo Python!

AIを使うばかりでなく、自分で作って利用する時代になった。10年前にここまでになるなんてこと、考えてもいなかった。RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)といって業務の自動化も可能になった。そうなってくると自分でも何かしたくなろうという…

2021年を振り返ると2022年の抱負になる・・・か?:ラン、Python、Mac、健康・生活習慣

元旦の記事だから、2022年の抱負でも書くのが世の中的に期待されるところかもしれないが、自分は、昨年の振り返りから・・・これがそのまま2022年寅年5回目の抱負につながると思う。 ラン:走れるようになってきた Python:研究の延長としてより純粋にプログ…

観察手段としての分類学(整理学)と状況を説明するための分析ツール

調査、研究、コンサルなどの商売は、クライアントの問題意識を理解するために同じ目線で対象を見て、考えることが必要だが、それだけではクライアントと同レベルの思考しかできない。それでは商売にならないので、プラスαを付け加える必要がある。そのために…

メモ:ゲーム、ブロックチェーン、Python、R、そしてAI・・・将来の事業を遠目に見ながら妄想を!

ちょっとちょっとということで、これからを考えるのに、もうモノづくりの時代、社会ではないということで、じゃあ、どういう社会を志向するのかなんてことを考えている。 そこで先日とあるところでそのキーワードを聞いた。それはゲーム。そう、パックマンと…

先週末の学会にオンラインで参加:これからの形のプロトタイプになるか

COVID-19の影響で、学者の研究発表の場である年次大会がオンラインで開催される状況になっている。 オンラインで大会を開催することのメリットデメリットを自分なりにまとめてみた。 COVID-19後も、通常の対面での大会において、オンラインでの参加の道も残…