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この日の太田鮨は、2024年お初になり、かつ、9ヶ月ぶりの夜の部。リクエストに応えてのことだったが、新年早々の夜の部を堪能してきた。
夜7時過ぎから始まった今回の宴、なぜかお酒の写真を撮り忘れて1枚もないことに後で気づく。それだけ美味しく楽しくいただいたということだ。酒の写真は忘れてもつまみやにぎりの写真はしっかり撮っている。
この日はいつも通り、最初はビールから始まり、その後は菊正のぬる燗をいただく。菊正は、4、5本お代わりしたであろうか。二人でだから量的にもちょうどよくいい感じの酔いごごちだった。
つまみはいつもの通り、まずはタコと海苔のお通しから始まる。海苔には味がついているのでこのままいただくわけだが、この組み合わせがいい。海苔とタコを一緒に味わうと何とも言えない旨みが広がる。
次は、もずくと海鮮がたくさん入っている酢の物だ。特に海鮮はいろいろ入っていて豪華な酢の物。食べていて楽しいし、もちろん美味しい。
3品目が刺身の盛り合わせになる。最初、真ん中に中トロが盛られ、次にコハダ、そして左側にイカ(何イカか忘れた)、そして白身はカンパチだったか、最後に車海老が添えられて、ガリやつまを揃えて完成。目の前で盛られていくのをみながら「わぁ〜、美味しいそう!」となるのだ。
夜の部はこの刺身の盛り合わせを食べたくてくるところもある。マグロの切り身の厚さ、コハダの身の張り具合、イカの鮮度などなどどれをとっても最高に美味しい刺身なのだ。酒の旨さも倍増するってもんだ。
そして最後の最後に追加されるヒラメ。こちらは紅葉おろしでいただく。これがまた美味しいのよね。
どれも美味しい刺身なのは間違いない。その中でも中トロとコハダがいい。この美味さはいつきても変わらない。この中トロとコハダを食べた時の美味しさを実感するだけで満足だ。
この日も8席あるカウンターは満席。明るく賑やかな店内だった。つまみもお酒も美味しさ倍増って感じ。そして後半、お刺身に次いで出てくるのが焼き物2品。一つはマグロの照り焼き、もう一つは鰤カマ(だったと思うが、カンパチだったかも)の西京焼きだ。マグロの左上に写っているのは刺身で食べた車海老の頭を焼いてくれたもの。香ばしくて美味しい。
焼き物も美味しくお酒が進むし、楽しい会話も進む。そしてあっという間ににぎりの時間だ。カウンターの上が片付けられて、にぎりの準備に入る。そして最初に握ってもらうのがこの中トロだ。見るからに美味しそうではないかい。この切り身の下には中落ちが隠れていて、美味しさ倍増なのだ。ちなみに夜の部ではシャリの大きさは一番小さいサイズ。
マグロの漬けがこれまた美味い。刺身と焼き物でお腹はだいぶ満たされているが、美味いものは別腹でするっと入る。
そして鯵のにぎり。鯵は初夏から秋にかけてが旬ていうイメージがあるが、最近は1年中美味しい鯵のにぎりが食べられる。今回の鯵も美味しかった。
次はいくらの軍艦と続く。実は、いくらと雲丹をどちらか選択させてもらえる。お腹に余裕があれば両方頼んでもいい(一貫追加にはなる)。自分も前回は両方いただいたが、今回はお腹がかなり満たされていたので、いくらを選択。この色つやを見たら食べたくなろうというもの。美味しかった!
次の写真は蛤・・・春の味だ。ツメの甘さが何とも言えない。
実はこの蛤の前か後に赤貝のにぎりが出てきたのだが、写真は見事に忘れいてる。そしてにぎりの最後の一貫は穴子だったと記憶しているがそれも写真がない。赤貝も穴子も食べるのに一生懸命、佳境だったので、撮り忘れたってところだ。
最後に玉子の太巻きが出てきて、これをゆっくり味わってタコと海苔のお通しから始まった今年初めての夜の部は終了した。
吸い物も後半に出してもらえる。これがまた口の中をリセットしてくれるいい塩梅の塩味で美味しい。
すべての料理が終わってからしばらく人形町あたりのいろいろな話を聞かせてもらったりして楽しい時間はあっという間に過ぎていった。次回は初夏になる頃に来られればと思いながらお店を後にしたのだった。
ごちそうさまでした。
美味しい鮨を食べるといろいろ知りたくなりますな。