天鳳のめんばりは強烈なメニューだ。脂っこく、塩っけ強く、麺固くの最高ランク、人気の一三五の上を行く。生活習慣病の人はたまにしか食べられないラーメンだろう。しょっぱさと脂っこさはそれほどレベルが高い。そして麺のバリバリ感もこの上ない。これほどのラーメンだから、このめんばりに魅せられた人はある意味覚悟をして毎回食べるのだ。
その店は、六本木のとあるビルの奥にある。いつも夕方寄るのだがやっているのは分かっているが、それでもビルの奥にある店が開店していることを確かめる時はドキドキもんだ。この時もそうだった。
営業中の店を確認し、いつものようにスーッと静かにはいっていく。そして空いている席に座る。ほとんど待たずに水を持ってきてくれるので、その際、「めんばり、大盛で」と頼む。そしてしばらく待って出てくるのがこのラーメンだ。
前回はちょっと遠慮して、普通盛りにしたのだが、やはり食べ終わった後、満足感が違う。どこか物足りないのだ。やはり大盛を食べないと満ち足りない・・・と思ったのは確かだ。でも、一方、めんばりのあの強烈な塩っけと脂っこさは以前より堪えるようになっているのも事実。だからこそ前回は普通盛りを頼んだのだった。
このばりばりの麺を大盛で頂かないと満足しない、満足できない自分の身体・・・めんばりを欲する身体になっていることに気付かされる。本当にこのばりばりの麺が美味いんだ。好みの問題はあるが、硬麺好きにはたまらないめんばりだ。
写真の面を見てくれよ!西山製麺製の麺だからこの歯応え、味が出せるのだろう。そしてこの美味しさはまさしくめんばり出なければ味わえないのだ。この麺をワシワシ食べる・・・遠慮することはないがっついて食べるんだ。それが一番美味しい食べ方だ。
麺の上には、ネギ、メンマ、そして写真のチャーシューが載っている。いつもは脂身の少ない歯応えのあるチャーシューなのだが、この日は違った。脂身がそれなりにあり、柔らかくいつもとは違う美味しさのチャーシューだった。たまにはこういうのもいいな・・・ということで美味しくいただいた。
あっという間のひと時だった。月一回の青山・六本木方面への用事。その帰りに寄らせてもらう天鳳。いつも美味しいラーメン、めんばりをありがとう。
次回も寄らせてもらおう。
ごちそうさまでした。