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六本木の名店が変わった。自分にとって1番は初代の親父が作ってくれためんばりだが、正確に言うと、その親父より美味しかっためんばりを作ってくれた人がいた。1990年代にいたお兄さんが作ってくれるめんばり大盛。これが一番だった。この味の虜になって30年以上だ。
そして親父が引退して、経営者がアルバイトくんに変わっても、味はそれほど変わらなかった。
今回、久しぶりに来てみたら全てが変わっていた。店の入り口のドラム缶はなくなった。店内の雰囲気が違う。特製というメニューが増えていた。それと味噌にも一三五が加わった。シンプルさがなくなっていた。
以下はあくまでも個人の感想だ。今の味が不味いというつもりはない。ただ自分が食べてきた以前の味とは違うということだ。そしてこれまでのめんばりが食べられないのなら、今の天鳳は自分にとっての天鳳ではないということだ。
いつもの通り、めんばり大盛を食べてみたが、まず出てきた時の見た目が違う。麺の盛り方が違う。メンマや刻みネギののせ方、チャーシューもちょっと違う。麺とスープの比率も違う感じだ。これは盛り方が違うからそう見えるだけもしれない。立ち昇るめんばり独特の香り、スープと麺の香りが心なしか弱いように感じた。
食べてみる・・・塩っぱみがたらない。パンチがない。にんにくが強すぎる。麺もあのワシワシ感がない・・・ここには僕が食べてきためんばり大盛はなかった。
経営者が変わって味が変わるということはよくあることだ。これはこれでしょうがないことだと思うが、あのめんばり大盛が食べられないのは非常に残念だ。
これからの天鳳に頑張ってもらいたいと思う一方、自分は行く店をひとつ失ったことは間違いないと思うのだった。