地元の酒屋さん、野沢酒店さんで購入した三百年の掟破りの純米生・・・これが微発砲でスッキリした味わいの予想外の美味しさ。あっという間に一升を開けてしまった。
それが災いして右足の調子が悪くなったのか・・・と気づき、酒量は1合までに落とすことに。それまでは2合ほどいただく日が多かった。
さて、もう一度、三百年の掟破り純米生を購入しようと再び野沢さんに伺ったところ、冷蔵庫の中に新聞に包まれた三百年の掟破りがあった。よく見ると本醸造の生とのこと。お店の女将さんに純米と本醸造の味の違いを尋ねたところ、本醸造の方が日本酒らしい味がするということで今回は本醸造を購入。無濾過槽前原酒「本醸造 三百年の掟やぶり」だ。
自分の記憶では、本醸造で生酒はあまりないのではないか。自分は初めて飲むような気がする。どんな味なのだろうかと楽しみにして帰り道、一升瓶をぶら下げて歩いてきた。夕食の時間まで少々あったので、冷蔵庫に入れてしっかり冷やす。
純米はブルーグリーン瓶だったのに対し、本醸造はご覧の通り、新聞紙に包んである。この違いはなんなのだろうか・・・分からない。
酒蔵のHPを見ると、
搾りたてに一切手を加えていない無濾過原酒を槽場(ふなば)で瓶に詰めた日本酒。
「ありのままの生酒を飲んでいただきたい」という思いから誕生。
蔵人(くらびと)しか味わえなかった華やかな香り、キレのある味わい、のど越しのよさが味わえます。
本醸造は麹のコクと旨味、そして新酒ならではの微発泡感が特徴的。
パンチの効いた印象深い味は、 圧倒的なインパクトと定評を得ています。
ということ。期待させてくれる。
夕食時、お気に入りの波佐見焼のぐい飲みに注いでみる。見た感じは、純米酒より少し色がついている。そして一口、口に含む・・・やはり微発泡感がする。チリチリチリ・・・その後、口の中に広がる旨味・・・純米がスッキリした味わいとすれば、本醸造はこくのある深い味わいといったところだろうか。
純米のスッキリした美味しさもいいが、この本醸造の深いこくのある味わいもいい。いや、こちらの方が自分は好きかもしれない・・・と思いながら、グイッとまた一口飲む。
つまみは塩昆布と梅干しとシンプルでもいいし、コクがあるので味の濃いつまみにもいい。じっくり味わいたいいい日本酒だ。
去年の後半から地元の酒屋さんに並んでいる地酒から良さげなものを選んで買うようになったが、しばらくはそれで楽しんでみようと思う。
美味しい日本酒なのでゆっくり少しずつといったところか。それは足が痛くなるようなことはごめん被りたいという思いもあるので、飲みすぎないように1日の量は1合まで、そして2日連続で日本酒は飲まないようにしよう。