最近また日本酒を飲み始めていますが、灘の酒から地方の地酒までいろいろいただいています。
30年前、JR大塚駅の南口から都電沿いに少しいったにところあった「げんごろう」という居酒屋さんで初めて地酒をいろいろと教えてもらったのが日本酒との出会い。その間、日本酒も変わり、当時の銘柄もあるものの、毎年新しい美味しいお酒に巡り合えるこの幸せ。
今回は、福島県の小原酒造さんと山形の寿虎屋酒造さんのお酒です。まずは小原酒造さんから。
こちらのお酒はクラシック音楽を聴かせて発酵させた酒造りをしていますが、今回はそのクラシックを聴いて発酵したお酒「純米蔵粋 アリア」を頂きました。
モーツァルトを聴かせながら発酵させたというところが気に入っての購入でした。ちなみにK.78アリアはこちらです。
Mozart - "Per pietà, bell'idol mio" - Aria for Soprano and Orchestra, K. 78 / K. 73b
このモーツァルトの楽曲を聴きながら発酵が進んだお酒・・・どのような味、香り、旨味があるのだろうかと興味津々頂きました。
一口飲んだ時の口当たりは純米酒なのでしっかりしています。そして舌の上で転がすように味わいますが、鮮烈なというよりは、古酒に近いような落ち着いた味わいでした。
ゆっくり寛ぎながら、つまみなど余分なものはいらない、このお酒そのものをじっくり味わいたいと思わせるお酒です。多分アリアだからこういう味わいになったのかと想像してもおかしくない味わいでした。
そしてこちら、三百年の掟破りです。こちらは山形県の寿虎屋酒造さんの一本。
こちら、寿虎屋酒造さんはいくつか銘柄がありますが、その中の一つが三百年の掟破り。今回はその中でも、純米酒無ろ過槽前原酒を頂きました。
奮発して一升瓶で購入。以前にも居酒屋さんでいただいたことがあったと思いますが、この純米無ろ過槽前原酒は今回初めてかと。
酒蔵さんの思いが伝わる但し書き。社訓の掟は破っても・・・という酒蔵さんの思いというや決意を思いながら頂きました。
この時は波佐見焼の徳利とぐい飲みでじっくりいただい次第です。
こちら、一口飲んだ瞬間、微発砲のお酒が口の中に広がります。味わいは鮮烈そのもの。これはグイッといただいてその後、じっくりと舌の上で転がしながら頂きました。
微発砲のチリチリ感が何とも言えないです。そしてフレッシュさを感じます、どちらかというと軽めのテイスト。う〜ん、美味しい。これはいけると思い、チリチリ感とフレッシュさを味わいながら頂きました。
どちらのお酒も非常に美味しく、リピート間違いなしと言ったところ。
ごちそうさまでした。