昨年は、人形町の野沢酒店さんで購入し、その日に入手し、飲んだのはその週末の大阪だった。
今年は、2月3日の立春の日ではなく、4日に入手。
いつもは野沢さんが3日の朝、月の井さんまで取りに行ってその日のうちに入手できるのだが、今年はCOVID-19により、配送となり、翌日の販売となり、我々の元に届くことになった。
4日のお昼に取りにいったわけだが、その時、教えてもらったのが、月の井さん、今年は杜氏さんが変わって味がしっかりした辛口になったとのこと。昨年飲んだ時の味は疾うの昔に忘れているが、楽しみが一つ増えた。
立春朝搾りは、全国の酒蔵で作られているがそれほど数があるわけではない。日本名門酒会のサイトで確認できるが、国内に1500以上ある蔵の中で朝搾りを作っているのは44蔵だけだ。その内の一つ、月の井さん*1の立春朝搾りを去年に続き購入した。
縁起物のお酒なので、やはり夫婦揃って飲みたいもの・・・ということで週末まで待ち、土曜日の夜に開栓した。
純米吟醸生原酒なので、若干白濁感があるようなないような。いい香りが鼻腔をくすぐる。そして味、確かにしっかり辛口、存在感がある純米吟醸生酒だ。
利き猪口に注ぎ、香りを楽しみ、そしてぐびっと飲む。口の中で再度広がる吟醸香、そして濃厚な酒の味・・・美味しい・・・けど、思いの外、重いのでぐいぐい飲むという感じではない。
じっくり味わいながら飲みたい。ゆっくり味わいたいと思わせる酒。いい感じだ。一晩で全部飲み干すのは勿体無いということで、翌日分を残して冷蔵庫にしまった。翌日分と書いたがいつ飲むかは未定だ。急いで飲み終えることはないので、楽しみにしておこう。
月の井酒造さんは実は昨年、立春朝搾りをいただいた後、4月に純米吟醸無濾過生原酒を飲んでいた。これも美味しいお酒だった。
こちらもまた酒屋さんで出会ったらぜひ再度味わいたいと思う。
美味しい立春搾りをありがとうございました。
*1:月の井酒造さんのHPはこちら。