今回は、秋田県の飛良泉本舗さんの1本・・・マル飛 NO.77 山廃純米生を入手しました。
例によって酒屋さんの冷蔵庫の前でかなり考え、迷い、考えての購入でしたが、びっくりの日本酒でした。味の表現を「すっぱり」としていますが、これ、誤入力で、「酸っぱい」と「さっぱり」のどちらに表現しようかと迷って、気付いたら「すっぱり」になっていた次第です。
・・・が、自分が感じた味を表現するとすると、この「すっぱり」が結構合っていると今更ながら感じています。
ラベルも「飛」が強調され、酒蔵の思いが何かあるのだろうなと考えさせられます。飛良泉本舗さんの商品ラインナップの中でも特別?特殊?思い入れのある?日本酒ではないかと思いました。
それはHPを確認してわかりました。「山廃純米 マル飛シリーズ」としての解説は次のとおり。
山廃純米酒の酵母違いシリーズ。
特徴のある酵母を選び、当蔵が得意とする山廃仕込みで醸しました。
酵母のそれぞれ持つ香りや味わいをお楽しみいただけます。
30BYより毎年4種類の仕込みとなります。
上の写真にある一升瓶の裏のラベルにはこう記載されています。
山廃純米は元来、酸が強く出る特長がありますがさらに多酸性のNo.77酵母を用い醸造しました。リンゴ酸量が多く、従来の清酒のイメージをうち破る強い印象に加え、生酒ならではのフレッシュな味わいです。
一口飲んだ時に感じたことは、「従来の清酒のイメージをうち破る強い印象」をもたらすものでした。「すっぱり」の元は、リンゴ酸みたいです。
酸味が強く、すっきりしていて、これまで飲んだことのない日本酒の味わいでした・・・だから表現も今までにない「すっぱり」w
日本酒はみんな個性が強いんですが、その中でも類を見ない個性を持つ味わいでした。びっくりの味わいでしたが、飲み口はよく、スイスイ入るので一升があっという間になくなったことは事実です。