30年前、自分にとっては最初の地酒ブームの頃から浦霞という銘柄は有名だった。当時は、生一本が代表銘柄だったが、その後、いろいろ出てきたようでHPを見ると、純米大吟醸から本醸造酒、そして季節ごとのお酒までいろいろ載っている。
佐浦酒造店のHPを見ると、その酒造りへの思いや考え方が書いてある。その中でも目を引いたのが、以下の文章。「品格のある酒」・・・いいねえ。品格。
浦霞の味わい ~品格のある酒~
弊社では、"品格のある酒"(Classic and Elegant)を目指しています。日本酒が持つほど良い米の旨み、味と香りの調和のとれた、まろやかで上品な味わいが特長です。飲み飽きのしない、ほのぼのとした酔い心地を食事とともにお楽しみ下さい。
江戸中期、1742年創業という伝統のある酒蔵が醸す浦霞。その中で今回飲ませてもらったのは、純米辛口生酒。買ったのは人形町の野沢酒店だったが、店内の冷蔵庫を覗いていた時、ラベルと瓶の緑が目について、浦霞では珍しいなと思い、購入。値段もそれほど高くなかった。
どうですか・・・このラベル。美しい。飲む前から美味しさが伝わってくるw
「フレッシュな香り、ソフトで穏やかな米の旨味とともにキレの良い後味が感じられる、辛口純米酒の生酒です」とのこと。一口飲んで、「はい、その通りです!」とすぐに答えられる美味しさ。
美味しいのはもちろんだが、自分の好みともばっちり合っていたということもあり、毎日、2合弱をいただきあっという間に一升を空けてしまうのではないかいうぐらいの勢いで飲んだ(まだかろうじて残っているけどw)。
美味しいお刺身をつまみに、静かな夜、じっくりと飲みたい一本です。
おすすめ。