初めて行ったのは、去年の4月。美味しい記憶がずーっと残っていて、行きたいと思いながら行けなかった築地布恒更科さん。今回、宮崎への旅行中、じゃあ、行こうという話になり本日決行した。
いつものメンバーで、今日、土曜日のお昼に行くことになった。連休中ということもあり、混雑が予想され、開店は11時30分で、当然、開店と同時に暖簾をくぐった。店内はもうお客さんでほぼ一杯になっていた。
着席し、久しぶりの店内でくつろぎながまずは生ビールをいただく。その後は白ワインを2本いただいた。どちらも美味しいワインでした。
さて、料理。蕎麦屋でつまみといえば、板わさ、蕎麦味噌、焼き海苔は定番だろう。今回もそれをいただく。板わさのプリッとした歯応え、蕎麦味噌の塩っぱ甘い味、そして焼き海苔の香りと味、どれもワインと合う。
さらにサラダではないのだが、サラダ的な和物だったと思う。マグロと野菜がいい感じであえてありこちらも美味しくいただいた。
いい感じでワインいただきました。
さて、つまみの後半は揚げ物。まずは鱧の天ぷら。季節的にもうそろそろ終わる鱧、名残の鱧のちょっと手前といったところか。揚げたての鱧を塩でいただき、その後、天つゆにつけていただく。美味しいことこの上ない。
鱧ときたら、やはり穴子も食べたくなる。穴子の天ぷらも揚げたてをまずは塩でハフハフしながらいただき、その後天つゆで美味しくいただいた。
さらに、揚げ物は続く・・・精進揚げに桜海老と牛蒡の天ぷら。精進揚げは、アスパラ、茄子、カボチャ、舞茸の天ぷら盛り合わせ。どれも美味い。
桜海老と牛蒡の天ぷらは良かったね。桜海老の香ばしさと牛蒡のカリッと感がなんともいえなかった。
そして最後は、もりそばをいただく。築地布恒更科さんの蕎麦は外一と言って、100%蕎麦粉にさらに10%のつなぎを加えるというもの。だから外一ということになる。
蕎麦の色もいい感じで、口の中での存在感もちゃんとある。蕎麦を食べてるって感じる。今回はまだ新蕎麦には早い時期だが、もうすぐ新蕎麦の季節・・・その時になったらまた食べにこよう。
そうそう忘れてはいけないのが、布恒さんの蕎麦つゆ。これが濃ゆい、そして甘め。濃いという点ではここまで濃いのはあまりないのではないか。そして甘めであるのがいい。この蕎麦つゆを最後、蕎麦湯で割って飲むわけだが、その蕎麦湯も十分濃い蕎麦湯が出てきて、最後の一杯まで美味しくいただけるのでした。
ごちそうさまでした。
次回は新蕎麦の頃にふらりと言ってみよう。
築地 布恒更科