今年初めて新宿のささもとさんに行ってきた。混み混みは避けたかったので夕方の早い時間に着席。ちょっと奥めのカウンターだった。この時間に行くとインバウンドの人たちはまだ来ていないので比較的落ち着いて飲める。
着席と同時に「焼酎!」とオーダー。バイト君がテキパキと対応してくれる。焼酎に入れる梅シロップは一雫というのがベストだが、今、それをできるバイト君はほぼいない。お客さんも多めを頼む人が多く、そういう技術は必要とされなくなりつつあるようだ。
焼酎を注いでもらったら、「煮込み3本、浅いとこ!」といつものフルコースがスタートする。よく煮えのモツも美味しいが、浅煮えのモツはモツの味がたっぷり味わえるので自分としては浅い方が好きだ。
左が寄せ刺し。これはいろいろな部位が混ざっていて、いろいろな歯ごたえと味が楽しめて美味しい。右2本はシロだと思う。浅煮えのシロがこれはこれでめっちゃ美味しい。食べたことない人は一度食べてみることをお勧めします。
次は生もの・・・と言っても本当の生は右の赤身だけ。後はボイルしてある。手前のセンマイ刺しは歯ごたえを楽しみたいので最初に食べる。シャキシャキ感がたまらない。上のテッポーはこれはこれで違った歯ごたえ。そして赤身は一番最後に食べる。口の中で転がしながら食べると肉の甘味が味わえる。
今回の目玉はこちら・・・りんご巻き。12月と1月の日曜日だけかな・・・限定メニュー。だからこれから行っても食べられない。今年の12月まで待つしかない。
ささもとに行くと、昔からあるもつ焼きを中心に食べるのが常だけど、今回はなぜかこれは食べてみたいと思った。去年の台風で傷んだりんごを仕入れて作っているのかと思って、そういうことなら協力しましょうって感じ。実際は関係なく、美味しいからメニューになっているようだ。
実際食べてみると、りんごの程よい甘味と酸味と煮込みの味噌の塩っけが妙にマッチして美味しい。そこに豚バラの肉のうま味が加わる感じ。ふ〜んと思いながら食べ、これはまた食べてもいいなと思った・・・が、1月いっぱいで終了ということでちょっと残念。
焼き物は年が明けても、いつもと同じ定番メニューを中心にいただく。ナンコツ、チレ、タタキ、そして今回はりんご巻き。
さらに、ナンコツ、スナックエンド、テッポーにタマシロ。タマシロのファンが結構多いのがびっくり。どこで覚えるんだって感じだ。逆に昔はすごく人気があって、1人一本しか食べられなかったタタキは最近はあまり人気がないらしい。
焼酎をちびちび飲みすぎないようにと飲んでいたが、結局3.5杯はいただいてしまう。若くないんだからもう少し抑えればいいのに気づくと最後のコール「あと半分」と言っている自分がいる。
今回はあと半分で久しぶりの赤身の筋(脂っぽいところ)とキャベツをいただいた。そして美味しいネギスープをいただいてご馳走様でした。
今回は少なめに飲むのも食べるのも抑えめを目指したが結果はいつもと同じ。また出費が嵩むということで、ふとメニューを見てみると、1串210円とある。焼酎は2本分なので、これだけ食べると結構なお値段だ。
今年も何回くるのだろうか・・・新宿ささもとさん、そういえば、銀座のお店には昨年1、2度行っただけですっかりご無沙汰だなと思いながら、席を後にしたのでした。
ごちそうさまでした。今年もよろしくお願いします。