高速道路での長距離移動の時の楽しみといえば、やはり食事だ。いつもの徳島から東京へのドライブの時に比較的お邪魔することが多いのが宝塚北SA、土山SA、鈴鹿PA、岡崎SA、浜松SAになる。今回寄ったのは、鈴鹿山脈が眼前にそびえ、風景がなかなかいい鈴鹿PA。上下線共通の施設となっており、規模も大きく、混むときは混むが一休みするのに丁度いい。
今回はその鈴鹿PAで簡単な食事をとった。フードコートに定食系、海鮮系、麺系と何軒かある。いろいろ選べるが、自分の場合、ドライブの途中であり、まだ350キロ以上運転するということで軽めの麺にしておいた。
頼んだのはこちら・・・大判きつねそばにした。新しいPA・SAのフードコートは大概モバイル決済が使え、発券になる。食券を提出し、呼出用の機器を持たされる場合もあるし、自動注文で出来上がりを電光掲示板で知らせるところもある。鈴鹿SAは後者だった（と思う）。しばらくして出てきたのがこちら。大判のおきつねさんが美味しそうだ。
まず、蕎麦つゆを啜る。いい感じだ。鈴鹿だからまだ西日本の出汁ベースの蕎麦つゆになる。醤油ベースの蕎麦つゆとは違うが、これはこれで美味しい・・・というか、慣れてくるとこの出汁ベースのつゆの味はこれはこれでまたいいとなる。最近の自分はそんな感じだ。何かホッとするんだ。
ホッとする味の蕎麦つゆを味わいながら、蕎麦を手繰る。この麺もなかなか美味しい。この出し汁とこの麺なら次回も食べていいなと思いながらさらに手繰る。お揚げさんは甘く煮てあるが、その甘みが丁度いい。噛み締めるとジュワッと甘い煮汁が口中に広がる。そこに出し汁の塩味が加わる。絶妙だ。
そして味変とまでは行かないが、自由に入れられる揚げ玉をトッピング。これは入れてすぐのカリカリ感と蕎麦つゆを含んでふわっとなった時とで違う食感を楽しめる。ここの蕎麦をさらに気に入ってしまう。
「美味しいね」、「ここは次もありだね」と話しながらの食事はあっという間に終わるのでした。今まで食べたことがなかった鈴鹿PAの蕎麦、美味しかった。
次回もまた寄らせてもらおうと思いながら再びハンドルを握ったのでした。
ごちそうさまでした。
