日々、秋の気配が濃くなっている浜町。今日は、時々雨が降る生憎の天気だったが、ついに20度を割ったみたいだ。あの夏の日はいつまで続くかと思われたが、去るときは意外と早かった。
そんな暑い夏の間は食事のほとんどは何かしら冷たいものだったが、最近は、特に今日みたいな日になると、暖かいものを食べたくなる。そんな時、自分の場合はまずはこれだ。浜町の明治座の裏側にある小諸そばの暖かいそば。
その暖かいそばの中でも自分の推しは天かすやかき揚げの入ったそばだ。それに生玉子を落として食べるのが好きだ。これは振り返れば、浪人していた頃、大船駅の立喰そばの天玉そばが上手くて、それにハマったことが始まりだと思う。
最近、早速お世話になったのが、まずはたぬきそばの二枚盛りだ。小諸そばの二枚盛りは大盛りより多い。これにまず生玉子を落とし、そこにたっぷりの暖かい蕎麦つゆをかけて、最後に天かす、かまぼこ、ほうれん草をトッピングして食べる。
天かすの甘みがなんとも言えないんだな。蕎麦つゆをたっぷり含んだ天かすとそばを一緒に手繰る。口の中で、麺、汁、天かすが渾然一体となるこの時の美味しさ。たまらない一瞬なのだ。
そしてこちらが本家になるか、天玉そば。今回はちょっと玉子が潰れているがそれはご愛嬌。いつもはやらないそばに絡めて食べられたので、味のバリエーションを楽しめた。この天玉そばに浮かぶかき揚げもいい。野菜と魚介が程よく混ざりカラッと揚げてある。
当然だが、最初はサクッと食べられる。そこに蕎麦を手繰る。徐々にかき揚げに蕎麦つゆが染み込み、ふわっとした食感になり、そこに蕎麦つゆの旨みが染み込む・・・この時も美味しい。最近のマイブームは、写真の通り、刻みネギを多めに入れて、七味も自分にしては多めにかけて、ネギの味と香り、七味の辛味を味わいながら旨味のたっぷりな天玉そばを楽しむ。これが美味いんだな。これからの定番になりそうだ。
今からこうやってかき揚げや天かすで暖かい蕎麦を楽しんでいるということは、小諸そばではいろいろ揚げ物系をトッピングするのがこの秋冬のテーマになりそうだ。そういえば、秋野菜の天ぷらなんてものあっとような気がする。
小諸そばのこれからの秋冬シーズンの季節メニューを楽しませてもらおうと思う。
ごちそうさまでした。