田そばは、小伝馬町交差点近くにある。浜町からだと1.5キロとちょっと距離がある。歩くと20分少々かかる距離。今回は、その田そばの美味しい蕎麦を食べたくなって久しぶりに暑い中を往復した。
今回で3回目になる。過去2回は以下の通り。1度目は、自分の鉱物の天玉そばをいただいた。
2度目はお目当てのカレーライスをいただき、蕎麦は前回と同じ天玉そばだった。
今回、食べたくなったのは、このYouTube動画を見たから。以前からただの立ち食い蕎麦屋とは違うとは知っていたが、このワンオペで店をまわし、こだわりの蕎麦を茹でや天ぷらを揚げる姿を見ていたら無性に食べたくなった。
お盆休みにかかるかと思ったが、ほとんど休んでなかったみたいで、かつ、この日から平常営業とのこと。それならばと午後2時ごろにお邪魔した。店内5名で満員の小さい店舗、午後2時でも絶えず5名が蕎麦を啜る。自分は運良く一つ空いたところに滑り込んだ。自分が席を確保した後も店前に並ぶか並ばないかの絶妙な感覚で次の客がくる。そして券売機の前でひとしきり悩み、自分の食べる蕎麦の食券を購入する。自分も悩むw
今回は、牛ばらせいろを食べてみることにした。カレーライスは迷ったが、次回のお楽しみということで今回は我慢。食券を出してから、蕎麦を茹で始めるのでそれなりに時間がかかる。いわゆる立ち蕎麦とは違う。蕎麦も汁も天ぷらなどタネも全てがこだわりの一品なのだ。丁寧に作り上げていく。
出来上がりがこちら。蕎麦も牛バラの入った汁も美味しそうだ。早速、たっぷりの蕎麦を箸でつまみ、蕎麦つゆにたっぷり潜らせて手繰る。鰹出汁がいい、蕎麦も美味い。そこに牛バラの旨みが加わる。いいじゃないか。牛ばらせいろもいけるぞと続けて手繰る。蕎麦つゆがいい。変な甘さがなくて正統派の蕎麦つゆって感じ。
蕎麦も美味い。この細さがいい。そして時間をしっかり計ってベストのタイミングで茹で上げ、最後にたっぷりの冷水で締め、しっかり水を切って盛り付けられる。箸でつまんで汁にたっぷりつけて、食べるときは牛ばらも一緒に食べる。牛バラの旨みが蕎麦つゆの旨みに加わる。その味の中で蕎麦を手繰る。美味い！という言葉しか出てこない。
田そばの奥は深い。温かい蕎麦、冷たい蕎麦、そして何種類もの天ぷら、花巻、天玉、辛芋、わかめ、カレーライス、天丼、とろろご飯とその組み合わせを考え出したら券売機の前で悩むのも分かろうというもの。
あっという間に牛ばらせいろを美味しくいただき、食器を返却しながら、次回は何を食べようかと考えながら店を後にするのだった。
ごちそうさまでした。
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