あと何年この世に存在し続けるかは分からないが、しばらくは生活していかなければならない。当然、何らかの形で働くことはもちろんだが、それだけでは心許ない。もしかしたら100歳でも生きているかもしれないということで、自分もNISA口座を開設して、長期の資産運用を考えることにした*1。
今の浪人生活でプレッシャーになるのは上の記事にも書いた通り収入がないことだ。一方、巷から聞こえてくるのは、NISAという資産づくりに適した制度があり、それを利用することで今後の生活資金を確保しようという宣伝だった。さらに来年には新型NISAが始まるという。金融庁のサイトにも詳しい解説が出ている。
NISAについてはこちら。
新型NISAについても説明してある。
NISAとは非課税で株式など金融投資ができる制度のことだ。何が注目されているかというと通常だと配当などにかかる20%の税金が無税になるという点。新しいNISAでは、限度額が大幅に引き上げられ、口座開設期間も恒久化されるという。これで老後の資金のいくばくかを稼げることになるし、若い時から始めればFIREも夢ではないだろう。そこまでやらなくても、長く続けることで将来の生活費に少しでも余裕を持てるようになるというのは嬉しいことだ。
NISAを始めるにあっては証券口座を開設することが必要だが、ネットで始められる証券会社が簡単に開設できて、開設した後もうるさくなくていいらしい。おすすめのネット証券としては、手数料の多寡がポイントだが、以下の日興証券、楽天証券、SBI証券の3社が勧められていることが多い。
楽天経済圏の証券部門なので、ポイント等いろいろメリットがあるようだ。
最近のネット上ではSBI証券の評価がよい。
具体的にどうするか。定年になったり、もうすぐ定年になる人がNISAを残された人生のマネープランにどう活かしていくかは、下記の大杉氏の本が優しく簡潔に書いてあり参考になる。
具体的に商品の選び方などの解説はいろいろな書籍やネット上の情報あるいはYouTube動画が出ているが、書籍では以下の書籍が分かりやすかった。
こちらもわかりやすい。
YouTube動画は、以下の動画が分かりやすいと思う。
こちらも。
今回、NISA口座で2口座を選んだわけだが、最初なのでお勧めされている2つのファンド(SP500と全世界)にした。また月3万円少々まで投資することができるが、そこまではせず、自分の手持ち資金で無理のない範囲に留めておいた。
さて、これで一応、NISAが開始できたわけだが、ネット証券は手軽に投資ができるということで、勉強も兼ねて、某企業の株を1ポイント(100株)、指値で買い注文を入れてみた。さて、週明けに売買が成立するかどうか。
NISA口座を開設し、実際に株取引を始めてみると、他に投資すべき企業はないかと新聞やネットでこれから伸びそうな企業や技術、景気の動向や経済政策についても今までと違う見方をするようになっている。新聞の読み方もその点を注意深くみるようになった。世の中の動きを今までとは違った角度からもみることになり、いいことではないかと思う。
あと、注意すべきは、株等の購入資金は当然限界があり、そこを踏まえて破綻しないように、また暴落した際に耐えられる程度に、身の程をわきまえながらやるようにすることが大切だ。
新型NISAでさらにどうするかは今後考えるようにしようと思う。さて、次は年金の勉強だ。
*1:金融審議会で話題になった老後2000万円問題だが、これ自体は一つの目安であり、全員が全員当てはまることではないだろう。むしろこの議論から自分の将来を見直し、マネープランを具体的に考えるきっかけにすべきものではないかと誰かが言っていた。
報告書は下記のサイトに公開されている。