前回、初めてお邪魔したのは、夏の阿波踊りが済んだ直後。まだお盆休みの余韻が残る頃だった。その時は2名でお邪魔して、いろいろお酒に料理を楽しんだ。美味しかったので、必ず再訪することを心に誓い、店を後にしたのだが、今回、再訪の希望を叶えられた。
今回は開店直後の午後6時すぎに一人でお邪魔した。カウンターの一番奥に通され、この日のお店が始まったって感じ。まずはビール。寒かったけど、ビール。普通のビールじゃなくて、クラフトビール。2種類あって、名前は忘れたが、それを小で1杯ずついただく。お通しはひじきと大豆の煮物だった。この煮物の味付けがなんとも優しい。
その後、飲み物は当然のごとく日本酒へ。最初は燗酒にしようかと思ったが、やはりここは生酒を楽しむということで冷酒をいただいた。最初は徳島の地酒から2種類・・・阿波天水にキライだ。その後も徳島ないし四国の地酒で通そうと思ったが、あいにくないとのことなので、それならばと次は七本槍、滋賀の酒にいき、最後の1杯は京都の酒だった。京都の酒は山廃作りで度数が19度とグッとくる一杯だった。
美味しかったねえ。いろいろ日本酒を味わえて良かったよ。さて、それに合わせた料理は6品。
まずは酒盗チーズ。絶妙な塩加減ちチーズの風味、これぞ飲む時にめっちゃ合う。量もたっぷりで今回最後まで付き合ってくれた料理だ。
刺身は、この日はよこ（メジマグロ）だけということでハーフを頼む。さっぱりしているのがいい。やはり日本酒を飲むならば刺身は頼みたい。
続きましては、砂肝の唐揚げ。これがまた熱々でサックリ、軽い塩味がいい。そこにレモン汁をジュッと絞って食べる。美味しいよねえ。この時はビールをもう一度飲みたいと思ったよ。
焼き物は今回、親鳥の焼き鳥だ。歯応え、噛みごたえを楽しむ一品。タレ味がいいし、七味はもちろん、粉山椒の味が思いのほか合うことに新たな体験！って感じだった。親鳥の噛みごたえはいいねえ。
揚げ物2品目は、白身魚の天ぷら。これがまたサクッとしていて美味しかった。塩と天つゆとどちらでも食べられるんだけど、どっちがいいって言えないね。両方いい。塩で衣のさっくり感を感じながら白身の美味しさを味わってもいいし、天つゆで食べても衣に汁が染みてそれがまたいいんだ。
そしてこの日の最後は、おでん・・・いろいろ頼むのではなく、大根の一品勝負。立派な大根におでん汁が十分染み込んで、柔らかいのがいい。味も柔らかいし、歯応えも優しい。美味しかったねえ。寒い日は最後に必ず食べたい一品ですな。
以上、今回の居酒屋でのひと時でしたが、結局、2時間半ぐらい滞在してこれらのお酒と料理をいただいた。その間にお客さんも増えて、自分が帰る時には9席のうち、8席が埋まっていた。みんな常連さんみたいで、ご主人といろいろ話しながら楽しいお酒を飲んでいたね。自分はその輪の中には入っていくのは苦手でできなかったけど、雰囲気は十分味合わせてもらった。
今回も大満足でした。
ごちそうさまでした。
