徳島市内は当日を無事迎えようと慎重になっているかのように一見静かだった。3年ぶりの桟敷席を設けての阿波踊りの開催・・・地元の人たちにしてみれば、待ちに待った時の前夜、そんな中、紺谷町のだにお邪魔した。比較的早い時間だったので、席にはまだ余裕があったが、街全体の静かさとは違い、すでに盛り上がっている席もあり、みんな心待ちにしていたことがよく分かった。
さて、自分らはカウンター席に陣取り、まずはビールから。お通しのイカとワカメの酢味噌和えをいただきながらグビっと喉を潤す。
そして、注文。サラダ、刺身、揚げ物、煮付けなどいろいろ注文した。
まずはわかめサラダ。わかめを主体にレタス、玉ねぎ、コーンなどがふんだんに載せられてそこにポン酢で味付け。さっぱりとして美味しいサラダだ。
少しお腹が落ち着いたところで、刺身の盛り合わせ。頼んだのは、今日のええとこ盛り合わせだ。要するにおまかせでお願いしますってことで、出てきたのを見たら5点盛だった。マグロ、イカ、カンパチ、平目、タコの5点盛。これに酢橘をジュッと絞り、わさび醤油でいただく。
当然、飲み物はビールから日本酒へ。この日は徳島の髙柿木と滋賀のふく鯛をいただいた。高柿木もふく鯛も今回初めて飲んだが、どちらも美味しく、何回かお代わりした。
揚げ物は、鱧の天ぷらをまずはいただく。東京ではあまり食べないが、徳島では家庭でも普通に食べる鱧。今回は天ぷらでいただいたが塩でいただくのがいい感じだ。
続いては、阿波尾鶏の塩焼きポン酢をいただいた。こちらもポン酢でさっぱり食べられるのがいい。皮のカリっと感で美味しさが増す。肉自体もジューシーで美味しい。阿波尾鶏いいよね。
後半になり、もう少し食べようということで選んだ一つ目は、とり天だったか唐揚げだったか。結構、ボリュームがある一品だった。熱々で美味しくいただいた。よく食べるw
ラストは、トロイワシの煮付けだ。これが美味しかった。一緒に煮付けてある豆腐にも味がよく染み込んで美味しいのはもちろん、主役のトロイワシも美味しかった。
最後、煮汁が残ったので、これは白いご飯を頼んで、煮汁に絡めて食べた。煮汁は甘さ抑えめで、これが美味しかった。
いつの間にか店内は多くの酔客が増え、そして盛り上がり、この雰囲気でさらに美味しさ倍増ってことで満足のひとときとなった。
ごちそうさまでした。