前回寄らせてもらったのは、おそらく秋頃ではなかったかと思う。その時はなぜか天ぷらがたべられないということでとろろそばをいただいたのではなかったか。
今回は、冬場ということもあり、暖かい天ぷらそばを食べる気満々で寄らせてもらった。11時30分ごろのご到着。夏のシーズンならこの時点で行列だろうが、冬シーズンはさすがにそこまでは混まない。奥の長いテーブル席の端に陣取り、天ぷらそばと肉そばを頼む。
出てくるのに少々時間がかかったが、無事、目の前にどんぶりが置かれる。久しぶりの天ぷらそば。この蕎麦つゆの好き通り加減がなんとも言えない。
そして肉そば・・・こちら季節限定メニューだ。このじっくり煮込まれた豚バラ肉に甘めの味付けがしっかりしてある。この味加減が、この店の蕎麦つゆの味によく合う。肉そばもいつも食べたいメニューだ。
さて、天ぷらそば。夏場は天もりで頼むことが多いが、冬場はやはり暖かい天ぷらそば。この蕎麦つゆが本当に自分の好みに合っていて美味しい。いつも大絶賛だ。このすき通り加減を見ても味がいかに澄んでいるかが分かろうというもの。
そしてそば。ここのそばは二八そばだと思う。ちょうどいい感じなんだ。変に飾らず、普通に美味しく食べられる。これぞそば!って感じ。このそばを汁と一緒に手繰るのがいい。口の中で絶妙のハーモニーを生み出す。
そこにレンコン、さつまいも、カボチャの天ぷらを頬張る。皆それぞれが甘みを持つ。美味しい。そしてエビの天ぷらは汁が染みた頃にいただく。蕎麦つゆと天ぷらの味が絶妙に絡み合う。至福の時。
美味しい天ぷらそば、蕎麦つゆも一滴残さず綺麗にいただく。食後は満足感で満たされる。いや本当に満足、満足のひととき。
いつ行ってもいつもの味で美味しい蕎麦を食べさせてくれる。好みは人それぞれだろうが、自分にとっての信州そばは追分そば茶屋さんのそばで決まり。
今回もご馳走様でした。