北軽井沢に行った時には、帰りに寄らせてもらうことが多い。追分にある、追分そば茶屋さん。この時もお昼時間はとうに過ぎ、早くしないと閉店してしまうかも知れないと少し焦って向かった。お店に着いたのは2時を回っていて、店内も流石にこの時間になると空いている。
自分は、入ってすぐのいろりのあるテーブルに陣取り、迷わずに、「天せいろ！」と注文する。注文すると程なくして、天汁や蕎麦猪口、薬味などがお盆に乗せられ目の前に配される。それからさらにしばらく待つとまずは天ぷらから持ってきてくれる。
それがこれだ。これで1人前。野菜8種類とキス1尾に海老が2尾と天ぷらだけで結構な食べ応え。だから2人でくる時には、一人が天せいろを頼んで、一人がせいろで天ぷらをシェアする。このぐらいがちょうどいい感じ。
左端に鎮座しているのは、ヤングコーン。今年初めていただいた。小さいけれど、つぶつぶがしっかりしていてさくっとした歯ごたえとつぶつぶ感とがいい感じで美味しかった。他の天ぷらも美味しいのはもちろんだが、こちらのお店がいいのは天汁が別になっているところだ。
天ぷらをそばつゆにつけて食べるのもまたそばつゆと天ぷらの味が交わってそれはそれで美味しいし、そこを味わって欲しいという蕎麦屋もある。こちらはそうではなくて、天ぷらは天ぷら、そばはそばで味わって欲しいというお店。蕎麦自体を味わいたいのなら断然こちらだろう。
そうこうしているうちに、そばが運ばれてくる。これで普通盛り。よほどの大食いの人出ない限り大盛りを頼む必要はない（こちらは原則大盛りはやってなかったと思うが・・・）。手打の二八蕎麦を濃いめの甘口のそばつゆにつけていただく。自分好みで満足満足。
この日もあっという間にいただき、お店を後にしたのだが、お店も閉店の準備に入っていて、車を出す時に入り口を振り返ったら、本日終了の看板が出ていた。午後2時30分ぐらいで入店終了なのだろうか。
再来週あたりまたお邪魔する予定だが、遅刻しないように2時には着くようにしたいと思う。
美味しいお蕎麦をごちそうさまでした。
