中軽井沢から西へ数キロ、追分にある蕎麦屋さん。これまでに何度もお世話になっている。前回は、年末にお世話になった。今回はそれ以来だ。
昨年もこの時期に来て、天ぷらそばをいただいている。オーダーするときには、せいろにするか迷うのだが、この時期はやはり温かい天ぷらそばに落ち着く。
注文があってから天ぷらを揚げ、蕎麦を茹でているのだと思う。そばが出てくるまでに少し時間がかかるのだが、今回は違った。意外と早く出てきてびっくりした。そして見た目がまた違う。一番の違いは、右下に写るゆず。以前はここまで目立つ形で入っていなかったと思う。だからだと思うが、今回はゆずの風味がいつもより強くなっていた。
それから天ぷらが違う。以前より丁寧に揚げられている感じ。盛り付けも丁寧だ。衣もいい感じ。ほどよくつゆを含んだ天ぷらは美味しいものだが、丁寧な仕事で揚げられた天ぷらだとさらに美味しさ倍増。
そしてそばも以前と違うと感じた。以前より丁寧に切ってある。見た目が綺麗だ・・・1本1本の太さが以前より揃っている。こうなると食感も違ってくる。手打ちは太さや長さが揃っていないところもいいところなのだが、追分そば茶屋さんのそばならば揃っている中にたまに混ざるぐらいでいい。
変わらないのは蕎麦つゆの味。甘めの自分好みの味は以前と変わりはなかった。汁を啜りながら蕎麦や天ぷらをいただくので、終わりの頃には汁もほぼなくなっている。毎度、完飲している。
この日は、ゆず、天ぷらの揚げ具合、蕎麦の綺麗さという幾つかの変化に気づかされながら美味しい天ぷらそばをいただけたのはよかった。今回感じたことは、もしかしたら気のせいかもしれない。次回、来た時にどう感じるか。楽しみでもある。
次回は2月の予定。ごちそうさまでした。