日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

Quality Economic Analyses Produces Winning Markets

趣味の読書

吉田浩一郎著『クラウドソーシングでビジネスはこう変わる』:世は所有から利用へ、クラウドソーシングもその流れの一環か?

先日のイケハヤさんの著書に関する記事にもあったが、世の中、社会の流動性を高める方向に行きつつある、あるいは、行かざるをえない状況になっているように見える。その流れを方向づける一つの仕組みになるであろうと思われるのが、クラウドソーシングだ。 …

新国立劇場オペラ研修所修了公演フィガロの結婚:楽しかった3時間、やっぱりモーツァルト!

新国立劇場に行ってきた。初めてオペラを生で見ることができた。本当は昨年年末にあった魔笛を見る予定だったが、仕事と重なってしまい見ることができず、今回フィガロの結婚のチケットをエミさんに手配してもらい、やっと見られた次第。 これです。これ。そ…

イケダハヤト著『まだ東京で消耗しているの?環境を変えるだけで人生はうまういく』:東京はコストが高い・・・これだけは曲げようのない真実だ。

【電子版特典付き】まだ東京で消耗してるの? 環境を変えるだけで人生はうまくいく (幻冬舎新書) 作者: イケダハヤト 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2016/02/26 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 今、読まれているブログの上位に入るだろう…

攻殻機動隊ARISE〜眠らない目の男(6):いよいよ攻性組織の設立だ!

// Amazon.co.jp ウィジェット この漫画「攻殻機動隊ARISE」の眠らない男シリーズもそろそろ終盤にかかってきたようだ。最初に刊行されたのが2013年6月・・・それから2年半、早いのか遅いのか、長いのか短いのかよく分からないが、やっとここまで来たかって…

あぶ刑事よ永遠に・・・あの時代を体現する象徴的なTV番組

もうすぐ映画「さらばあぶない刑事」が公開になる。そのバンセンで今朝、日テレの情報番組に二人が出ていたけど、30年も経てば、舘ひろしさんにしろ柴田恭兵さんにしろ、それなりの見かけになっている・・・のだが、話し出すと雰囲気は当時のままということ…

岸田国士著『北軽井沢にて』(kindle版):ダウンロードしてみてびっくり@@!

月に一度は訪れる北軽井沢。ここは法政大学村という別荘地があり、昔から多くの文人や作家が別荘を持っていたことで知られている。今はどうなのだろうか。 そういう方々が多く住まわれていた土地だからこの地のことも何らかの文章に残されているのではないか…

映像産業はこれからどうなるのか?

なるべく見ないようにしていたオンディマンドの映像サービス・・・Amazonビデオ・・・ついに見てしまった。この手のサービスを見るようになると、パソコンの利用目的が変わってしまい、ますます仕事に使わなくなると思ったので、手を出さないでいたが、すで…

ダイアン・コイル著『GDPー<小さくて大きな数字>の歴史ー』(みすず書房)

大きな変革期だからこそ様々な議論が巻き起こる。専門家から市井のおじちゃん、おばちゃんまで喧しい。そういう議論の中の話題になることもあるのか、GDPという経済指標。 成長が継続していた時期はGDPの水準や成長率に一喜一憂し、成長が止まると国民生活の…

藤井太洋著『ビッグデータ・コネクト』(文藝春秋、Kindle版、文庫版):この作品はIT業界のある一面を描き出している点で興味深い

久しぶりに一気に読んだミステリー。ミステリーには犯罪のトリックを楽しむものと社会派と呼ばれるものと分かれる。本書は後者の社会派に属するだろう。トリックよりはその描かれている社会の問題や課題を浮き上がらせ、それをミステリー仕立てで描くものだ…

BILLY BATはこれからどう展開するのか?

2009年6月に第1巻が発売されたBILLY BAT。この12月で18巻まで来た。最初の頃は10巻、長くても15巻ぐらいで終わるのかと思っていたが、今回出た18巻を読む限りまだまだ終わりそうにない。20世紀少年を超えるかなという感じ。 18巻は昔あったストーリーが掘り…

クリスマスに西新宿の高層ビルで太陽にほえろ!を思い出す

今年のクリスマスイブは、楽しい仲間との飲み会だったのだが、場所が西新宿ということで行ったことない場所だなと・・・最初、ピンと来なかった。人形町から半蔵門線、都営新宿線、丸ノ内線と乗り継ぎ、降りた駅は丸ノ内線西新宿の駅。 1番出口から出て見上…

アマデウス:新年に魔笛を見るので、久しぶりに見ました

新年にオペラ魔笛*1を見るのでモーツァルトをそもそも思い出すために見ました。魔笛自体は少ししか描かれてないけど。 アマデウス [DVD] 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ 発売日: 2010/04/21 メディア: DVD 購入: 3人 クリック: 18回 この商品を…

ルーディ・ラッカーの作品いろいろ

寝床の横には本棚がある・・・そこには積読本がたくさん並んでいる。その中に一つのSF本がある・・・ホワイト・ライト。 ホワイト・ライト (ハヤカワ文庫SF) 作者: ルーディラッカー,Rudy Rucker,黒丸尚 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 1992/05 メディア…

小林雅一著「クラウドからAIへ:アップル、グーグル、フェイスブックの次なる主戦場」

クラウドからAIへ 作者: 小林雅一 出版社/メーカー: 朝日新聞出版 発売日: 2013/07/18 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (5件) を見る 2013年に出版された本書を今(2015年の暮れ)、読み終わるというのは微妙だ*1。これだけAIという言葉が耳目に…

山田胡瓜「バイナリ畑でつかまえて」:ITの世界をうまく描いている

バイナリ畑でつかまえて作者: 山田胡瓜発売日: 2015/09/06メディア: Kindle版この商品を含むブログ (2件) を見る今現実に進んでいるITの世界をうまく描いている。 4コマ漫画のような短編だが、切り口がいい。 そうそうと思わず頷きながら読んでしまう。 「バ…

Time Travel (Budokan'78 ver.) / 原田真二

いいよねぇ・・・原田真二のTime Travel。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); メロディがいいんだよな。そうか・・・作詞は松本隆だったんだ。街の外れの古い館が君の家日の暮れる頃呼び鈴押した暗い廊下で君は無言の手招きさ・・・時間旅…

浦沢直樹著「BILLY BAT 17」:話はまだまだ続きます

そろそろ終わりかな・・・と思って読み始めましたが、まだまだ続きそうですね。 そう、まだ広がる感じ・・・といったところかな。浦沢作品はこういうものなんでしょうね。BILLY BAT(17) (モーニング KC)作者: 浦沢直樹,長崎尚志出版社/メーカー: 講談社発売…

絢辻行人『十角館の殺人』〈新装改訂版〉 「館」シリーズ:久しぶりの本格ミステリーを堪能

ミステリー、推理小説は昔から好きだったが、絢辻作品はまだ読んだことがなかった。 今回、たまたまAmazonをぶらぶらしていた時、目に止まり、その書評を読んで、ポチりとしてしまった*1。十角館の殺人〈新装改訂版〉 「館」シリーズ (講談社文庫)作者: 綾辻行…

石川智健著「エウレカの確率 経済学捜査員とナッシュ均衡の殺人」

経済学捜査員シリーズの2冊目。 1冊目が面白かったので、kindle版が出るのを待っていたが、最近になって気づいて早々に購入。 先日、読了した。 感想は、「もう一つ!」というところか。エウレカの確率 経済学捜査員とナッシュ均衡の殺人作者: 石川智健出版…

攻殻機動隊ARIZE眠らない眼の男(5):描かれているのは現代の延長線上にある?

気が付けば、もう5巻になっている。 今回は、少佐とバトーのそれぞれの男女の仲が描かれている・・・この辺は昔の攻殻とは違うなあと思う。 攻殻らしくないといえばらしくないシーンだと思う。攻殻機動隊ARISE ~眠らない眼の男Sleepless Eye~(5) (KCデラック…

柴田晢孝著『下山事件 暗殺者たちの夏』祥伝社(2015年)読了

下山事件 暗殺者たちの夏作者: 柴田哲孝出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2015/06/24メディア: 単行本この商品を含むブログ (4件) を見る表紙の次、目次の前のページにこういう一文が載っている。 この物語は、フィクションである。 だが登場する人物、団体、…

柴田晢孝著『下山事件 暗殺者たちの夏』祥伝社(2015年)

著者一連のノンフィクションを小説で書き直したものだ。 帯には、「小説だからこそ、書けることがある。」と大きく書かれている。 下山事件・・・戦後日本史の大きな謎として関心を引かれる事件だ。当然、前著も2冊とも読んでいる。 前著を読んだ感想もこの…

アニメ夜話:攻殻機動隊SAC

数ヶ月前に、漫画「攻殻機動隊」について語られたBSまんが夜話のことを書いたけど、今回はアニメ「攻殻機動隊S.A.C.」について語らえているBSアニメ夜話「攻殻機動隊S.A.C.」だ。 今回のゲストは漫画「攻殻機動隊」に引き続き、オタクの岡田さん他、アニメー…

岩本能史著『型破り マラソン攻略法 必ず自己ベストを更新できる』

一気に読みました・・・というか、まだ読んでなかったのかって感じですね。 やっと読む余裕ができたって感じです。 自分が走る世界に居続けるきっかけを作ってくれた著者による最新刊です。型破り マラソン攻略法 必ず自己ベストを更新できる! (朝日新書)作…

BSまんが夜話:攻殻機動隊・・・漫画攻殻機動隊の読み方が分かります

士郎正宗(実は自分と同い年だったw)氏原作の漫画攻殻機動隊・・・手に取ってみたことのある人はお分かりと思いますが、いろいろ特徴のある漫画です。 記念すべき第一巻・・・これはキンドル版。攻殻機動隊(1) (ヤングマガジンコミックス)作者:士郎正宗…

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 眠り男の棺

藤咲攻殻の3冊目。 この3冊、微妙に物語がつながっている。 特に第2巻と第3巻かな。 第2巻で出てきたスナイパーが荻窪に流れ着いて、その土地にしがみついて、ストーリーの中でもそれなりの役割を果たす。 まあ、中心人物ではなかったので、最後はどうなった…

浦沢直樹・長崎尚志「Billy Bat 16」:まだまだ続きそう

この漫画も長くなってきた・・・2009年6月に最初のコミックが出されてから満6年になろうとしている・・・そして今回で16巻目。 物語の中での漫画ビリーバットの描き手も三台目のティミーが再度あらわれ、ビリーバッドの物語が回り始める。BILLY BAT(16) (モ…

藤咲 淳一著「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 凍える機械」

前作に引き続き、攻殻機動隊ものを読了。 今回は3つの短編から成る。 魔弾の射手 タチコマの恋 凍える機械 どれも神山攻殻・・・SACのテーストそのままに描かれています。攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 凍える機械 (徳間デュアル文庫)作者: 藤咲淳一,中澤…

藤咲 淳一著「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 虚夢回路」

攻殻機動隊の描き下ろし小説。 著者のあとがきによると、時期的には1st.の第6話以降のエピソードという設定ということ。攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 虚夢回路 (徳間デュアル文庫)作者: 藤咲淳一,中澤一登出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2004/01/21メ…

攻殻機動隊ARIZE眠らない眼の男(4):待ってました!

今年は攻殻機動隊25周年・・・四半世紀になるそうだ。 そういう記念すべき年だということもあり、いろいろ行事が目白押し。 新劇場版が夏に公開されるようだし、4月になると攻殻機動隊関係のTV放送がTOKYO MXなどで始まる模様*1。 そんなこともあり、最近、…