※本ブログおよび掲載記事は、Google、Amazon、楽天市場のアフィリエイト広告を利用しています。
浜町の自宅からだと1キロ少々ある・・・馬喰町のとんかつ いもや。距離はあるけど食べたくなると歩いていく。時間は、お昼時を過ぎた午後2時前後だ。その頃になるとカウンターだけの店内は半分ぐらいの客数になっている。前回もそんな時間に行ってとんかつ定食を堪能した。
今回も2時を回っていた。もう閉店時間に近い感じだった。引き戸を開けると店内はすでに誰もおらず、閉店時間が来るのを待つばかりという感じだった。自分1人で独占する店内は初めてだった。緊張しながらカウンタに陣取る。
今日も頼むものは決まっている。カウンターに落ちつき、「とんかつ定食とアジフライで」とお願いする。メニューにないきゅうりの漬物が目の前に置かれる。
いつもは無愛想な親父が今回はニヤリと微笑んだような気がした。待ってましたとばかり、調理に取り掛かる。肉に衣をつけ、油の中へ投入する。続いてアジフライも投入される。いい感じの揚げる音がしている側で、さらにキャベツが盛られる。
今日のキャベツはいつにも増して大盛りだ。これで大盛りになっちまうって思わず唸る。野菜不足気味の自分にとっては嬉しいことだが、それにしてもこの日のキャベツは多かった。続いてご飯とお味噌汁が出てくる。ご飯も多いのがいもやだ。味噌汁はしじみ汁で美味しい。
ご飯には漬物を乗せておく。沢庵か柴漬けかきゅうりのきゅうちゃんだが、この時は沢庵で
食べたかった。この漬物、中でも今回乗せた沢庵だとこれだけでご飯を一杯食べられる。とんかつが入らなくなるのでそれはしないが、それほど美味しい漬物なのだ。
そして主役の登場だ。とんかつ定食にアジフライだ。この上に乗せられたアジフライがいいじゃないか。とんかつもいつものように適度な脂身がついて美味しそうだ。
とんかつをアップにするとこんな具合だ。このとんかつやアジフライ、キャベツに中濃ソースをドバドバかけて食べるのがいもや流だ。この食べ方が一番美味しいと自分は思っている。
今回もそうやってドバドバソースをかけて、それにカラシをたっぷりつけてご飯と一緒に掻っ込んだ。もぐもぐ口の中でご飯ととんかつのハーモニーが始まる。ご飯の甘みととんかつの甘味が交わる・・・これが美味いんだと思いながら、続いてアジフライを食べ、ご飯を掻っ込む・・・アジフライでも美味い。次はキャベツだ。キャベツもソースをたっぷりかけ、むしゃむしゃ食べる。細かい千切りは柔らかく美味しい・・・このキャベツを食べるのも楽しみの一つ。
食べ始めた頃、串カツが一本、皿に乗せられた。親父がまたニヤリとした。早速食べてみる。スパイシーで柔らかく美味しい。これでビール飲みたいと思った。「これは?」と聞くと「串カツ」と教えてくれた。お勘定の時、これは普通に頼めるのかと聞いたら、「これは自分たち用だから普段は出さないのよ」と奥さんの言葉。幻の串カツをいただいてしまった。
食べ終わった時は閉店時間を回っていたであろうか。キャベツまで全部食べて流石にお腹がパンパンに膨れた。いつも以上に満足だった。「ごちそうさま」と親父に告げて自分は店を後にした。美味しかった。
ごちそうさまでした。