つい先日が11年目のあの日だったのでまさかと思った。
ランから帰り、晩御飯の準備をしていた時だった。最初の揺れは大きな横揺れ。何か体が揺れてるな・・・目が回っているのかと蛍光灯をにらむ・・・あ、揺れてる。しかも結構大きいって感じ。横揺れで長いから震源は遠いなと思いながら、TVを覗き込んだ。その時はなかなか速報が流れなかった・・・と思う。
そうこうしているうちに今度は緊急地震速報のあの音だ。その時は実は細かい初期微動(これはあまり経験のない・・・大きなのが来るなと思わせるような上下の細かい動きだった。しかも長かった。)が起こっていて、これは来る!と思う間もなく、部屋全体が揺れだした。
今度のはでかい!と、あの時と同等の揺れを覚悟した。まず初めの行動は、食器棚の扉をひもで縛り、開かないようにすること。それから何か所かにある大型の本棚が倒れないか確認した。本が飛び出そうだったり、移動書架はずれたりしていた。本自体が落下することはなかった。
さらに揺れ自体が長かった。何回かに分かれてピークがきていたような印象が残っている。これもあの時と同じだった。あの時は研究所の自席で机上とその周りに積んであった書籍が足元に崩れ落ちてくるのに何もできなず、立ち尽くしていたことを思い出す。今回は、そこまで大きくなかったので、家の中を歩きまわり、家具の揺れ具合を確認したりした。
自分は特に被害というものはなかった。停電にもならなかった。震源に近い方では、今回の地震はあの時に次ぐ被害になるのか。新幹線も脱線しているほどだ。人的被害もでている。今の我々の生活が電気なしでは考えられないが、関東の停電が200万件以上になったというのも驚きだ。
しばらくは余震に対する備えが必要となるということで、そうでなくても地震に対しては気を許してはいけないと思うのでした。