オープンが昨年の8月。その頃から存在は知っていたが、近くに行くたびに覗くと店の前には食べに来た人が列をなす。それで諦めて次のチャンスを待とうと何回繰り返したことか・・・今回、たまたま午後5時ぐらいに行けることになり覗いてみると席が空いている!早速寄ってみた。
蘭州牛肉面の一品勝負のお店。お店の作り方からして自分が知っている北京の庶民がいく店の雰囲気を感じた。さて、入ってすぐまずは注文する。前払い制。
メニューは麺の種類で、細麺(细)(初めての方にオススメ)、 平麺(韭叶)、 そして三角麺(荞麦棱)とある。自分は初めてだったので初めての人にオススメの細麺を頼む。そして牛肉大盛(加肉)だ。
席に案内されしばらく待つと出てきました。こちらが蘭州ラーメン馬子禄だ。パクチーとラー油、そして牛肉からとった出汁だろうか、それらが渾然一体となり独特の風味を醸し出す。
アップにするとこんな感じ。奥がパクチーのみじん切り、パクチーが苦手な人は除いてもらった方が無難だけど、このラーメンの風味の大切な一要素なのでできたらパクチー入りで食べたい。そして真ん中にラー油、独特の風味で結構辛い。
そして手前が牛肉だ。薄く切ってあって、煮てあるのだと思うが、これも独特の風味。これは追加で頼んだので別皿で追加分が盛られてくる。
アップ時するとこんな感じ。香りをつけられないのが残念。この香りを感じた時、中国の地元の味を思い出した。
麺は、蘭州ラーメンというが日本のいわゆるラーメンとは違う。多分、かんすいが入っていない、あるいは入っていてもごく少ないのではないかと思う。ジャジャ麺と同じ。
この白さがなんとも言えない。味はさっぱりという表現がいいのかどうか。
まずはラー油やパクチーを混ぜないで、純粋なスープをすする・・・さっぱり系の味か。これで麺を食べると少し物足りないかな・・・ということで、ラー油を、パクチーを少しずつスープに絡めて、麺に絡めて食べる。
味が徐々に変わってきて、いろいろな味で食べられる。パクチーが結構美味い。そしてラー油は辛い。でも美味しい。そして牛肉はこれもあっさりな味。
ああ、中国のラーメンって感じが、すごく感じられる味だった。自分としては、これが好きか?と言われると、大好きとは言えないが、また食べたくなる味だと答えるだろう。
次回は是非、三角麺(荞麦棱)を食べてみたい。
ごちそうさまでした。
空いている時間を狙ってまた行きます。