僕がまだ青山一丁目に通勤していた1990年代半ばごろか、夜、青山で飲んで最後の〆にここに来たことが1回か2回あった。深夜に酔っぱらってきたのだからどういう味だったかは覚えていない。20年以上も前だし。でも美味しいという記憶は残っていた。今回はそれ以来きたことになる。
時間が夕方早い時間だったからか、まだ店内は3人いただけだった。自分は入り口近くのテーブルに陣取り、ラーメンと餃子を注文。さあ、いよいよ懐かしい味と再会だということでしばらく待っていると出てきました・・・醤油ラーメン。
高湯というだけあって昔からスープのおいしさに定評があったお店だが、それは今もそのままだ。さっぱりコクのある美味しいスープでできた醤油ラーメン。この日は少し冷えていたので温まる味だった。
そして麺は、中細か中太かどちらかといえば、中細で、硬すぎず柔らかすぎずのゆで加減。こちらもスープによくからみ美味しい。麺をすするとき、スープも一緒にすすり上げて食べると美味しさ倍増だ。
トッピングの具材もシンプルでいい。チャーシューは少し脂身が強いところだった。あとは絹さや、もやし、メンマとラーメンに合う具材が載せられている。
餃子は6個か3個か選べるが、何も言わないと6個になるみたいだ。ラーメンが出た後、ほどなくして出てくる。野菜中心でニンニクが少しきいているか、さっぱり系の美味しい餃子だ。
自分はこの餃子を酢とラー油で食べる。これがさっぱりしていていいのだ。いつから始めたか記憶が定かではないが、最近は餃子といえばもっぱら酢にラー油だ。
以上、20数年ぶりのかおたんラーメンだった。また食べたくなる味だなと思いながら店を後にしたのだが、来月から月1回あるいは2月に1回は来るような気がする。
最後に、えんとつ屋という名前がついていたとは知らなかった。かおたんラーメンと昔から呼ばれていたような気がするが、あのころからえんとつ屋と言われていたのであろうか。
ごちそうさまでした。