日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

Quality Economic Analyses Produces Winning Markets

【メモ】あるテーマ案

さて、詳細は言えないけど、来年の研究テーマ案は次のとおり。

  1. 上位レイヤ(コンテンツ・アプリケーション層)の市場(あるいは産業)構造
  2. コミュニケーション分野の多様性(リアルタイムコミュニケーション等)
  3. ネットへのアクセス可能性がもたらす経済格差に関する検証
  4. 労働、医療、教育現場におけるICTの利活用
  5. マクロ経済における生産性分析およびTFPの要因分解

1は、モバイルインターネットの世界でも1兆円に迫るまでに成長した産業として固定もモバイルも含めて上位レイヤが今、どのような状況にあるのかを明らかにする。あるいはユビキタスネットワーク社会の進展を上位レイヤ産業の成長という視点から捉える。

2は音声市場がどのように変化してきたかをネットと携帯が普及し始めた95年以降の状況の変化を分析する。ちょっと考えてみれば、昔々は固定電話による通話しかなかったが、今は、携帯電話、IP電話、メール、チャット、映像コミュニケーション等コミュニケーションシーンに使われるサービスは多様化しつつある。さらに今では音声サービスが他の上位レイヤサービスと組み合わせるような状況も出てきている。

3は今年の継続もの。

4は今後の少子高齢化を考えたとき、労働力の確保、労働生産性の向上は日本の経済成長を左右するであろう。そのときITをどのように利用し、労働力を確保し、質を向上させ、さらい持続的に維持するかという点はポイントになると考えられる。

5は上記4点の総まとめとして、マクロ経済における生産性の向上にITがどの程度貢献しているかを明らかにする(これも今年の継続、深堀系)。

これらの諸点を検討すると、これからユビキタスネットワーク社会が進展していく未来においてユニバーサルサービスとして何が維持されなければいけないかが明らかになっていくのではないか・・・と思う。

またこういう議論をすることによって、国民に現実を理解してもらうことなり、コンセンサスも得やすいであろう。

パクッちゃ駄目ですよ^^

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