この日は日本橋蛎殻町方面に脚が向いたので、お昼はこちら、日本橋蛎殻町 さくりにお邪魔してきた。今回で2度目の訪問となる。前回は、初めてだったこともあり、オーソドックスにロースかつ丼をいただいたのだった。
さて、今回はどうするか・・・最初は、再度、ロースかつ丼をいただくつもりだったが、メニューを見て、ふと「わかれ」という文字に目が止まる。わかれか、ご飯とかつとじが別になって出てくるのも、自分の好きなようにご飯に合わせて食べられるのでいいということで、今回はロースかつ丼のわかれをお願いした。
店内は遅い時間だったので空いていたからゆっくりリラックスして待つことができた。そこへまず最初にキャベツの千切りが供される。待つ間、これをつまみながら口の中を整えるって感じだ。ドレッシングがかかっていてシャキシャキ美味しいキャベツだ。
そしてご飯と鶏のお椀。ご飯も美味しいお米だし、鶏のお椀もさっぱりでいい。濃厚なかつ丼によく合う。ご飯は一見少ないかなと思うが、ロースかつ丼とじと合わせて食べるとちょうどいい量だ。
主役のロースかつの頭(町中華風に言ってみた)がこちら。ロースかつは贅沢な厚さがあり、脂の甘みも感じられ、食べ応えがある。それとは別に玉子とじが作ってあって、一緒に閉じるのではなく、別々につくられ、ロースかつの上に玉子とじが乗せられている。これがいい。美味しいロースかつの美味さを損なわないように、だけどかつ丼の美味しさを味わえるようになっている。
この玉子とじだが、黒糖が使われているのかと思ったら、和三盆らしい。美味しい甘みが口の中に広がる。肉の旨み、たまごの濃厚さ、それに出汁と和三盆、贅沢な一品だ。
こだわりのロースかつ丼わかれをゆっくりいただき、満足のお昼だった。
ごちそうさまでした。