昨年の暮れにリニューアルオープンしてからちょっと時間が経ちましたが、最近、またしばしば訪れるようになってきました。八重洲にあるふくべ。店舗が建て替えになり、1階のカウンターは以前と同じような感じ。奥が狭くなった模様。旧店舗の時の奥のテーブル席が2階に上がり、2階が3階に上がったイメージ。
自分はやはりカウンターで飲む。たまたまだけど、行ったタイミングがよく、いつもカウンターだ。席に着くといつもの小宇宙がセットされる。お盆の上に昆布とお猪口に割り箸。しばらくするとお酒が配されて、ゆっくりしたくつろぎのひとときが始まる。
大概は、日本酒を3本から4本飲むが、暑い時、喉が渇いている時はごく稀に最初小瓶を頼む時がある。これをグーっと空けて、それから日本酒へと進む。
最近飲んだ銘柄は、菊正宗樽(ぬる燗、冷酒)、桜政宗、白鷹、五橋、開運、澤乃井、土田(冷酒)をいただく。どれも美味しく飲ませてもらう。
いただいた料理は、まずは鯵の干物は外せない。今回の鯵は少し塩味が強かった。ふくべの鯵はふっくらしていて身離れがよく、美味しく食べられる。外せない一品。
自分が好きな厚揚げもよく頼む。厚揚げに薬味と醤油で食べるのだが、これがお酒によく合う。
そして板わさ。これも外せない。プリッとした歯応えがなんとも言えない。そして味がいい。
おでんは冬にいただくことが多いが、春先の寒い時にいただいた。これもよく味が染み込んでいて美味しい。
今年、これから暑い季節にかけてマイブームになりそうなのが、この月見と海鮮納豆だ。月見は山芋に全卵か黄身を入れて食べる。自分は全卵派。
海鮮納豆は納豆にマグロ、イカ、タコが入る。醤油とわさびが入り、それをよ〜くかき混ぜると、納豆と海鮮が渾然一体となり、日本酒に欠かせないつまみとなる。これからは定番のつまみになりそうな予感がした。
店の雰囲気がいい、お客さんの色々な話が聞こえてくる。それもつまみになる。時にはたまたま隣になった酔人と話し込むこともある。そういう雰囲気と美味しい料理は、美味しいお酒をさらに美味しくしてくれる。
これからも通いそうである。
ごちそうさまでした。