お久しぶりの夜の鮨処 雅でのひと時。この日はちょっと別件で寄ったのですが、席があったので、食べていくことに。いつもの奥の席に陣取り、まずはビール。冬場のこの時期、寒さが身に染みるようになってきているけど、体が乾いていて、ビールが体の中に染み渡っていくときの幸福感は夏とは違う旨味がある。そのあとは日本酒、鄙願を呑み、五合庵を飲んだ。
料理はお任せ。最初のお通しは、とこぶし(鮑かもしれないがこの大きさの鮑はお目にかかったことがなく)、そして玉子焼き(程よい甘さが美味しい)、煮ほたての3品。これから刺身の盛り合わせ等を食べていくので最初にジョブを打つって感じ。
刺身の盛合せは、中トロ、赤身、縞鯵、真鯛、北寄貝の5点盛。この時期の旬の魚をいただきます。そしてホタテの磯部焼き、熱々のところを美味しい海苔の香りと共にパクリと。続いては銀鱈の西京漬、甘さ抑えめで酒のつまみとしてバッチリ。4品目が鱈の白子とあん肝のポン酢和え、濃厚な味が嬉しい。
今回、一つ感づかせてもらったのは、やはり鮨屋に来た時は美味しい魚介やにぎりを堪能すべきであって、酒を飲みすぎてはその味が分からなくなるって当たり前のことだ。それでアドバイスもらったのが、刺身やつまみを食べるときはガツンとした味の冬の五合庵か越の景虎が良いとの頃。繊細な味の鄙願を合わせるのはにぎりが良いと言うことだった。
自分の場合、お酒を結構飲むので、にぎりの頃には酒の味も、場合によってはにぎりで何を食べたかも覚えていないので、繊細な味の鄙願は最初の方でいただき味わいを楽しみ、にぎりの時はしっかりした味の冬の五合庵か、越の景虎をいただくようにしていたのだ。
今回のように鄙願と冬の五合庵をそれぞれ1本ずつ飲むだけなら、それほど酔わないので、アドバイスの通り、刺身などのつまみには冬の五合庵で、にぎりには鄙願を合わせるようにしてもいいと言うことで、次回はそうしてみようと一つ勉強になりました。
さてにぎり。今回は、8貫でした。キンメの昆布締め、まぐろの漬け、平目、イカ、中トロ、こはだ、北寄貝、車海老、以上。どれもシャリとネタの塩梅がよろしく、美味しくいただきました。そして最後にうに、いくら、かにが贅沢に乗った小丼をいただくという本日はラッキーでもありました。
最後は巻物・・・定番の干瓢巻きです。こちらも美味しくパクパクといただきました。
最後にデザート感覚で玉子焼き。こちらの玉子焼きは最初に食べただし巻き玉子焼きとは違い、魚のすり身を使って時間をかけて焼き上げているのでカステラのような味わい。まさしくデザート感覚で食べられます。もちろんにぎりにもしてくれます。
以上、お久しぶりの夜の部でした。
美味しくいただきました。新しいお店に移って、だいぶこなれてきて、いい感じで鮨や魚介のつまみを堪能できます。
複数での会食や美味しい旬のネタを堪能したい時は事前に予約をおすすめします。予約していない時は、行く前に電話で確認するのがよいです。
ごちそうさまでした。