年末にお邪魔して以来の三代目仔虎。今回も晩御飯にお邪魔した。長野は緊急事態宣言自体は出ていないが、それでも東京圏からの人の流れが少ないので、街全体も自粛ムードって感じ。
そんな中、三代目仔虎さんはいつも通り。夜は夕方5時半スタート・・・ということで今回も開店間もない時間にお邪魔した。いつもは開店前に行っているのだが、今回は開店後少々経ってお店に到着。店内は何組かのお客さんがすでに入っている状況。そんな中、自分はいつものお一人様用の大きなテーブルの端に陣取る。
注文した順番で料理が出てくるので、他のお客さんよりなるべく早く注文したいということで、水を持ってきてくれた時に速攻で注文。今回は、初めて頼むトリッパと久しぶりに食べるかた焼きそばの2品。
しばらくして出てきたのがトリッパ。ハチノスという牛の胃袋を使った一品。上にかけられているチーズと薄切りのナスがポイント。じっくり煮込まれたハチノスは濃厚な味付けで柔らかくて美味しい。
隠れていたのが素揚げされた豆腐。これが美味しかった。まだカリッと感が残っていて、料理全体のコッテリ感の中に豆腐のあっさり感が混ざり合う。美味しかった。豆腐がもっと入っていてもいいと思ったのは言うまでもない。
お待ちかねのかた焼きそば。以前にも食べたことがあるが、何度食べても美味しい一品だ。カリッと焦げる直前まで上げられた細めの麺のカリカリさ加減がなんとも言えない。そしてこれが野菜の餡と絡まり合い甘味たっぷり、旨味たっぷりで口の中に広がる。
野菜は見ての通り、ふんだんに使われていて、それが餡掛けになっている。味付けも申し分ない絶妙な甘味、旨味、塩気だ。そして食べていくうちに徐々に麺に餡が染みていき柔らかくなって、また別の料理になっていく。これがまた美味しい。最後の方は結構柔くなったかた焼きそばを食べるのだが、これはこれで美味しい。
そんなこんなで小一時間でいただいて席を後にする。今回は、すでに先客が数組入っていたので、料理が出てくるまでに時間がかかったが、料理は頼まれた順番に作っていくというのがこのお店のやり方だ。だから先客が多ければそれだけ料理が出てくるまで時間がかかる。なので料理が出てくるのが遅いという点で怒るのは残念なことだ。
美味しくいただいたあとは満腹感が全身を包み込むのでした。
ごちそうさまでした。
次回は花の咲く頃でしょうか。またお邪魔します。