今回は少し間が空いて、7月以来にお邪魔しました。12月の最初の土曜日、時節がらどうだろうかと思いながら引き戸を開けると店内は満員です・・・これは!とびっくり@@!いつもは奥のカウンターがお決まりの席なのですが、この日は入口の角の席。久しぶりに山岸さんに握ってもらいました。
麒麟ビールの乾杯から始まり、その後、飲み物は菊正宗になり、美味しいおつまみからにぎりを堪能させていただきました。
この日はいつになく色々なおつまみをいただきました。イカの塩辛のお通し、刺身の盛合せから始まり、鱈の白子、生牡蠣、香箱蟹と冬の味覚、旬のつまみのオンパレード。久しぶりに堪能します。
次の料理が出てくるまでもう少しお待ちくださいということで出してくれた、鱈の白子ポン酢。熱々の白子をポン酢でいただきますが、ハフハフ言いながら口に含み噛むと白子の甘みが口の中に広がります。美味しい。
お次は生牡蠣。「いくつにしますか?」と聞かれ、上品に1つと言っておけばいいものを食い気には勝てず、2つお願いしました。小ぶりの牡蠣ですが、うま味はぎっしりって感じです。ぺろりと食べてしまいました。
そして香箱蟹。これもこの季節ならではなです。蟹の肉と内子と外子、それぞれいただいても美味しいですが、それらを少しずつ組み合わせていただくのがまた美味しい。季節のつまみを、最高の素材で食べられるというのは幸せなことです。
この日一番だったのが、煮穴子。久しぶりにいい穴子が手に入ったということでいつもはにぎりで食べることが多い、煮穴子をこの日はつまみで。塩とツメの2種類の味で十分楽しめるようにたっぷりと出してくれました。
本当にとろけるようにやわらかく甘みのある煮穴子・・・この穴子の味を知ってしまったら、そんじょそこらの穴子では満足できなくなります。塩でサッパリ食べるのも美味しいのですが、やはり甘いツメでいただくのが市場。これは本当に久しぶりに美味しい穴子でした。
さて、色々つまみをいただき、これからはにぎりです。にぎりも今回は少し多めにいただきました。全部で10貫と干瓢巻き・・・最近にしては色々いただきました。
握ってもらったのは、ヒラメ、カジキのお腹の部分、イカ、中トロ、ヒラメの縁側、赤貝、こはだ、しめ鯖、ウニでした。
その中でも絶品だったのは、ヒラメの縁側。縁側だけのにぎりです。これは美味しかった。歯応えと縁側の甘みがなんともいえませんでした。
そしてこはだ。こはだは1年中いただけますが、やはり冬なのでしょうか。いつにもまして甘みがあり、締め具合もちょうどよく口の中に美味しさが広がって、いつまでも味わっていたいと思わせる一品。ああ満足。
どのにぎりも美味しかったのですが、今回はこのヒラメのえんがわとこはだが絶品でした。
最後は、煮はまぐりに干瓢巻きです。そして玉子焼きをおつまみ(というか最後のデザート感覚)でもつけてくれました。
お椀はヒラメのアラから取った出汁で作ったものでしたが、これも当然ながら美味しかったです。大満足のひとときでした。
いつもながら美味しい旬のつまみとにぎりの数々、美味しくいただきました。
また次回もよろしくお願いします。
ごちそうさまでした。