週末の夕方、新宿紀伊國屋本店からの帰り、都営新宿線新宿三丁目駅までぶらぶら歩いていて、ふと思いつく・・・このまま帰るのもったいないから、少し歩いて探検してみよう。
三丁目の飲み屋街をそぞろ歩く。三丁目といえば、末広亭・・・あった、ありましたよ。ここかぁ〜って具合で出演者などを見ていると頭の中に・・・そうだ、池林坊さんはこのあたりではなかったかと思い出す。ほど近いところにありました・・・そして店内を見ると、ご時世か空いているということでちょっと引っ掛けていくことにした。
半地下のような店内に入っていき、一人であることを告げるとカウンターに通される。後で、太田和彦さんの居酒屋百名山*1で確認すると池林坊さんはみんなでわいわいやる方が雰囲気味わえるんだなと思ったが、今はそれも難しいか。
さて、池林坊さんでの記念すべき最初の一杯は何にするか・・・ビールも色々ある、日本酒もあるね、そのほか焼酎とか洋酒も色々と・・・とふと目を挙げるとボジョレーヌーボーがあると・・・まだ飲んでいないこともあり、記念すべき一杯はこれで行こうと早速頼む。
出てきたボジョレーヌーボーは当然美味しくくいくい胃の腑に落ちていく。今年のヌーボーの出来はいつもと同じ、良いのではないだろうか。ガブガブ飲むのがいいのだが、本当にガブガブ飲みたい感じであった。
そしてそれに合わせた肴は、タコの頭のお刺身とスタミナ奴。どちらもお安くちょい飲みにはお手頃。そしてスタミナ奴は結構ボリュームがある。味はもちろん美味しい。
スタミナ奴はこれはいいね。ボリュームもあるし、ネバネバ系の納豆とか山芋とか食べられるのがいい。当然、こうなってくると次は日本酒となる。地酒が結構置いてあってどれにしようか迷ったが、ここはお店のメニューの最初に出てくる山形の富久鶴をぬる燗でお願いした。
富久鶴はサラッとしたあっさり系のお酒という感じ。1合などあっという間に飲み終わってしまう感じだ。スイスイと飲みながら、改めて店内を見渡す。あとで知ったのだが、いくつかの島のような感じになっていて、それを囲んで席がある。屋台の雰囲気をかもしているとのこと。
本来なら、そこのテーブルに老若男女が集い、最初は知らぬ中でもわいわいやるのがこのお店らしい。1年前であれば、土曜日の夕方はお客さんで混んでいて入るのも大変ということだった。今はそんなことないですよ・・・と教えてくれた若い定員さんの目が悲しそうだった。
なんだかんだ言いながら、小一時間はいたであろか。いい雰囲気のお店、でも今は手持ち無沙汰の店員さん達が寂しそう。この状況が早く終わるようにと思いんがらお店を後にした。
次回は、末広亭で落語などを楽しんでからぶらりと寄ってみたいと思う。
ごちそうさまでした。
関連ランキング:居酒屋 | 新宿三丁目駅、新宿御苑前駅、新宿駅
*1:この本に紹介されている居酒屋で、少なくとも23区内のお店は全て行ってみたい。