日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

Quality Economic Analyses Produces Winning Markets

謹賀新年2019年:今年は、控えめに、より速く、より正確に、より深く、より広く

新年明けましておめでとうございます。

まずは富士山から!!

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2019年はじっくり、一つ一つを大切にいきたいと思います。もう一度、最初に戻り、考えることを大切に、いろいろな体験を自分の骨身、血肉になるように、無駄にしないように1年間を過ごすことが目標。

ゴルフ研究仕事、この5つのキーワードを大切にしていきたいと思います。

食:控えめに まずはダイエット。脚への負担を軽減すべく、ダイエットを継続します。その中で、食べ過ぎないように注意しながら美味しいものを今年も開拓していきたいと思います。

無理なくやせる“脳科学ダイエット

無理なくやせる“脳科学ダイエット"

 

走:速く まずは練習でいつも楽しく追い込めるような脚力と心肺機能を取り戻すことを目指します。結構、戻ってきてますが、もう少し。サブ4への復活と、サブ330を狙えるように戻します。

限界突破マラソン練習帳 「サブ4」「サブ3.5」「サブ315」「サブ3」書き込み式10週間完全メニュー
 

ゴルフ:正確に 昨年に引き続きロングアイアン、ミドルアイアン、アプローチの正確性アップ、そしてパターの改善が目標。たくさんありますが、それぞれをレベルアップさせて是非100切りを常にできるレベルまで。ラウンドは10ラウンドが目標。

研究:深く 少々重いですが、投稿できるように学術論文の執筆を目指したいと思います。そしてやる以上は自分の分野でアカデミアで名前を覚えてもらうことを目標に。テーマはまだ決まっていませんが、ICT関連の論文の読み込みから手をつけたいと思います。この辺りは仕事と表裏ですが、時間の使い分けを考えながら進めます。

なぜあなたの研究は進まないのか?

なぜあなたの研究は進まないのか?

 

仕事:広く これから3年が大切な時。昨年度の流れを大切にしながら、さらに深く、かつ広げることを目指し、それを実現するためには何が必要かを考えながら一つ一つの経験を大切にしていきます。

FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

  • 作者: ハンス・ロスリング,オーラ・ロスリング,アンナ・ロスリング・ロンランド,上杉周作,関美和
  • 出版社/メーカー: 日経BP
  • 発売日: 2019/01/11
  • メディア: 単行本
  • この商品を含むブログを見る
 

以上の通り、2019年の目指すところを描いてみました。

忘れないように、定期的に振り返りながら1年を過ごしていきたいと思います。

 

亥年 元旦

2018年の振り返り:何冊の本を読んだのか?(後半)

さて、後半です。

後半最初はこれでした。

mnoguti.hatenablog.com

ここで取り上げた本は次の2冊。

the four GAFA 四騎士が創り変えた世界

アメリカ経済 成長の終焉 上

アメリカ経済 成長の終焉 下

世界の覇権と情報経済に思いを馳せていたようでした。

そして次はこれ。この書籍はいろいろ考えさせられる一冊でした。

mnoguti.hatenablog.com

この本は何回も読み返していい本だと思っています・・・まだ実行してませんが。

さよなら未来――エディターズ・クロニクル 2010-2017

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そしてこれが下期最後の記事でした。自分の中では得体の知れないよく分からなかった時代を紐解いてくれた一冊。

mnoguti.hatenablog.com

この本は面白かったです。これの前に「応仁の乱 - 戦国時代を生んだ大乱 (中公新書)」

があるのですが、自分としては、「陰謀の日本中世史 (角川新書)」を読んだら中世について満足してしまって、応仁の乱までは手を出しませんでした。

下期に取り上げた書籍は少なく5冊でしたが、そのうち読了したのは、2冊でした。どちらも仕事には直接関係ないものですが、間接的には大いに関係のある1冊でいろいろ考えさせてくれました。

さて、積読がたくさんある中、また新しい本に手を出しています。それはこの2冊。

生産性とは何か (ちくま新書)

生産性とは何か (ちくま新書)

 

この冬休みにどちらか1冊は読み終えたいと思ってますが、どうなりますやら。

モノの見方・考え方が大きく変わりつつあるように見える今日、それを理解するためにはいろいろな人の考えや考え方を学ばないといけなですが、それにはやはり読書が必要でしょう。それにしても自分の場合は積読が多すぎますが、地道に読み進めていこうと思います。

そのような中、iPadproを新調したのですが、ディスプレイが良くなったせいか、kindleで読むのがそれほど苦にはならないように思うので、紙の書籍とデジタル書籍をうまく使い分けながら読書の時間をなるべく確保するようにしたいと思います。

Kindle Paperwhite Wi-Fi 、ホワイト

Kindle Paperwhite Wi-Fi 、ホワイト

 

ネットの情報など新しさを知るために必要な手段とじっくりと考えるための素材としての情報とどのメディアからどのような形で取得していくのか、試行錯誤が新しい年は改めて問われると考えています。


Kindleをフル活用!マルチタスク/オーディオブック/本文の引用etc、電子書籍のちょっとディープな使い方

2018年の振り返り:何冊の本を読んだのか?(前半)

2018年にこのブログで取り上げた本、その中で読み終えた本があったかを振り返ってみよう。予想としては、読了した本は少ないのではないかと思う。

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まず最初に取り上げたのはこの本でした。

mnoguti.hatenablog.com

Rのマスターとベイズ統計の理解を同時にやろうと思って購入。結局、最初の数ページしか読んでません。

Rで楽しむベイズ統計入門[しくみから理解するベイズ推定の基礎] (Data Science Library)

次はこれ。具体的な書名は出てませんが、この記事の中にはこの時興味、関心のあった(否、現在もある)書名がさらされています。全部で8冊(既出は除く)。

mnoguti.hatenablog.com

  1. 予測の達人が教える 経済指標の読み方
  2. 「原因と結果」の経済学―――データから真実を見抜く思考法
  3. データ分析の力 因果関係に迫る思考法 (光文社新書)
  4. 統計は暴走する (中公新書ラクレ)
  5. Mastering 'Metrics: The Path from Cause to Effect
  6. Rによる実証分析 ―回帰分析から因果分析へ―
  7. 道徳感情論 (日経BPクラシックス)
  8. 国富論 国の豊かさの本質と原因についての研究(上)
  9. 国富論 国の豊かさの本質と原因についての研究 (下)

経済系の本が並んでますが、最初は景気分析の本ですね。これはほぼ読み終わってますが、毎回景気分析のときに必要な箇所を参考にしている感じ。これなら記事にしないといけないですね。2冊目から6冊目までは新しいデータ分析、実証分析の本、因果推論をテーマにした書籍が並びます。これは2冊目「原因と結果の経済学」を読み始めたと頃で止まってます。再開しないと。最後の3冊はアダム・スミスの著作ですね。どちらも定評のある訳書が出たということ、経済活動が情報化によって変化しつつある時代に、経済学の基本をもう一度考える意味で読もうと思った本。これはほぼ手付かずでした。

2月ごろはこの本を読んでました。物理学者 故戸塚先生の著書。

mnoguti.hatenablog.com

読み終わったのが、5月でしたが、いろいろ考えさせられた1冊でした。

mnoguti.hatenablog.com

がんと闘った科学者の記録 (文春文庫)

そして次はこれ。今の情報通信業界のビジネスを理解するには必須の書籍です。

mnoguti.hatenablog.com

これも3分の2ぐらいまでは読み終わっているのですが、その後、止まってしまいました。日々、研究所に通うときには常に持参しているのですが、最近はめっきりページを開かなくなりました。

プラットフォームの経済学 機械は人と企業の未来をどう変える?

そしてこの記事の中で取り上げられていたのが、次の1冊。

情報経済の鉄則 ネットワーク型経済を生き抜くための戦略ガイド (日経BPクラシックス)

これも必読ですが、まだ手をつけてません。

次はこれ。このときは自分の読書や研究が全く進まないのでそれをどうにかしようと思い、それに関する書籍の紹介でした。

mnoguti.hatenablog.com

ここで取り上げた書籍も最初の方だけ読んで、その後は積読となっています。

なぜあなたの研究は進まないのか?

なぜあなたは論文が書けないのか?

ミクロ経済学の力

次はこれですね。幕末維新の人物の中でここ数年一番興味のある人です。常盤橋公園にある銅像の前を通る度に思いを馳せています。

mnoguti.hatenablog.com

何と単行本で購入しましたが、すでに文庫化されていました。

渋沢栄一 上 算盤篇 (文春文庫)

渋沢栄一 下 論語篇 (文春文庫)

これも読まないと。

以上で2018年の上半期にこのブログで取り上げた書籍です。17冊ありますが、この中で読了したもの、ほぼ読了したものと言えるのは、2冊。これは幾ら何でも少なすぎ。

やはり職業柄、読まなければいけない本は読まないと・・・。さて、下期はどうなりましょうか。

 

【加筆】1冊大切な本を忘れていました。

この本は2018年で自分にとっては一番の本だったと思います。 

mnoguti.hatenablog.com

この本をいつも座右に置きながら今後もいろいろ探求していきたいと思います。

「イノベーターのジレンマ」の経済学的解明

「イノベーターのジレンマ」の経済学的解明

 

上期は1冊増えて、3冊でした。

 

(To be continued)

 

5Gというマジック・・・変わる変わるよ世の中は変わる

いつの時代も、世の中というのもはいつの間にか変わりゆく。

2000年ごろ、みんなが携帯電話を持つようになった。誰でも携帯電話の時代だ。

時代-Time goes around-

時代-Time goes around-

 

それから8年、スマートフォンが現れた。そして今、誰でもが携帯電話を持つようになってからほぼ20年、携帯電話がまた変わろうとしている。

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この動画は総務省が2020年以降に来る5Gという新たなモバイルの技術仕様を前提とした近未来を描いた動画だ。

そしてこちらはその技術解説が入った動画。

5Gという新しいモバイル技術は、これまでの高速大容量通信の他に、低遅延伝送と同時多接続という新しい技術が加わる。それがどのようなインパクトを経済社会にもたらすのか、自分の周りがどう変わるのか・・・そういう想像の世界を描いたものがこの動画だ。

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ワクワクするか、新しいビジネスを考えるか、俺には関係ないと思うか、人それぞれだろうが、その全ての人が好き嫌いに関わらず新しい時代に引き込まれていく。

それならば、新しい技術を使い倒して、自分で新しい時代を切り開いてみたいと思わないか?

これからは行儀よくしている時代ではない。

5G NR: The Next Generation Wireless Access Technology

5G NR: The Next Generation Wireless Access Technology

 

メモ:情報通信市場における競争政策:MNO楽天モバイルの参入・ネットワークの拡張

最近、競争政策とはとんとご無沙汰だが、先日のMNO楽天モバイルの参入に関する記事で、KDDIと提携するという記事を見て、少々違和感を覚えた。その際、それに関するtweetをしたので、それをここにまとめて上げておく。

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tweetした時のままの文章なので、色々穴がある・・・そもそも今回の提携に異を唱えること自体が的外れなのかもしれないという時代になっているのか・・・とも思わないでもないが、90年代の長距離固定電話の競争を見てきた自分が感じたことをそのまま書いているのでご容赦願いたい。

まずは過去の固定電話の長距離市場での競争を思い出しながら・・・

今回のKDDIとの提携は当時のNCCもやっていたなあ・・・程度の認識・・・そして最後の文章で「あれ?」と気付き始める。

Competition Policy: Theory and Practice

Competition Policy: Theory and Practice

 

これだよ。両社って競争関係なのではないかと・・・そして競争の促進による料金の低廉化をさらに進めようとして、第4の事業者だったのではないかと。さらに先日の携帯電話料金はまだ4割下げられるという発言。市場メカニズムはどこに行ったのかと思っていたことを思い出した。

長距離固定電話の競争の時代は、事業法上の業務委託としてそれ相応の枠組みが準備されていたのではなかったか。今回の件はどのように評価されるのであろうか。

ある人が言うには、設備を共用するようになり、コストは下がるのではないかと言うが、そう簡単に言えないのではないか。欧州の例があるが、欧州は欧州で事情があって、ベンダが基地局などをアウトソースで管理しているが、その状況と日本の状況はまた違う。

競争を前提にしているのなら、今回の提携は簡単には認められないのではないかと思うのだが・・・どうなのだろう。業法である電気通信事業法がこの状況に対応できないのであれば、独占禁止法上はどうなのだろうか・・・と言うことを思った次第。

最近、こちらの方面の勉強していないので、的外れや間違っていることもあるかもしれない。あくまでもメモとして読んでいただければと思う。

Economics of Regulation and Antitrust (The MIT Press)

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  • 作者: W. Kip Viscusi,Joseph E. Harrington Jr.,David E. M. Sappington
  • 出版社/メーカー: The MIT Press
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【ホワイティうめだ】ベシャメルカフェ:ノマドワーカーは今日も行く:マジックコネクトは便利だ!!

大阪への出張は年に何回かある。そんな時、遅い昼食を取るのが、誰でも知っているホワイティうめだ界隈。そして昼食後に時間がある時、ちょっと寄らせてもらうのが、こちらのベシャメルカフェ。

お昼時は過ぎているので、比較的空いている。席を確保してから注文してくださいと入り口には書いてあるけど、この時間ならそれも必要ない。そして頼むコーヒー。シンプルにコーヒー。

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ホット一息をつく。そしてコーヒーの香りにリラックスしながら、少しずついただく。

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ゆっくり頂いていられればいいのだが、それはそうもいかない。しがないサラリーマンの故、仕事が頭を過ぎる。以前は会社のデスクを離れればほぼデスクトップの仕事はできなかったが、技術の進歩というのはありがたいもので、出先でも自分のデスクトップが再現できる。

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写真はiPadの画面だが、これが会社の自分のデスクトップの画面に変わるのだ。梅田にいながらデスクトップでは人形町の自分の仕事場が再現されている。便利だ。

それがマジックコネクトというサービスなのだが、NTTテクノクロスという会社が販売している。

www.magicconnect.net

これで何が増えたって、今回のようにメールのチェックや社内の書類の確認という作業が行えるということで、喫茶店に立ち寄ることが増えたのでした。これは今後益々増えると思う。
ベシャメルカフェさん、また寄らせてもらいます。
ごちそうさまでした。

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CEATEC JAPAN 2018:こういうところに行くのも必要なこと

毎年恒例、CEATEC JAPANが、10月16日から19日まで幕張メッセで開催された。

www.ceatec.com

幕張メッセのあの会場に大手から中小企業、ベンチャーまで多くの企業が次世代の製品、技術を競って展示している。説明もしてくれて色々刺激を受けること間違いなしだ。

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今回は1時間ほどの時間しかなかったので駆け足だったが、それだけでも十分だった。

NEDONICT、TESLA、TOYOTAKDDISHARPNTTグループ、Preferred Networks、KOMATSUなどを見てきた。

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Tesla、電気自動車で世界をリードするが、まあ色々騒がしいところもあるが、今回、初めて電気自動車の実物を見た。そして運転席を見てびっくり@@!液晶パネルのようなものが大小2つあるのだが、その他はほぼ計器類と思えるものはなかった。運転席はなんだかんだ言って色々スイッチ類があるものだが、それがほとんど見当たらなかった。電気自動車はそういうものかと思いながら、自動運転の世界はさらに何もない運転席になるのではないかと想像するのでした。

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次は、Preferred Networks。こちらのベンチャーは日本を代表する1社だ。今回は、「現在開発中のパーソナルロボットシステムの技術デモとして「全自動お片付けロボットシステム」を初公開」していた。

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www.preferred-networks.jp

自分が行った時は、ロボット君が動いていなかったようだが、多くの人の注目を集めていた。これからも注目の企業だろう。

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そして今回、最もびっくりした1つ、KDDIのブース。

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このARだったかの映像は迫力があった。鈴鹿のF1コースの映像だったと思うが、自分は数メートル後ろから見ていたが、それでも十分その映像のすごさを感じることができた。これはすごいと思ったね。

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そしてもう1つ。これが一番、本当に一番びっくりした@@!

8Kテレビの映像だったのだが、初めて見た。最初、見ていて何か違和感があり、「?」って感じだったんだけど、その違和感が立体感だと分かってびっくり!!

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3Dテレビが一時出てきた時、4Kや8Kテレビならそのままで奥行きが感じられ、3Dテレビはいらなくなるというのを聞いたことがあったが、まさしくそれを体験させてもらった。いや、すごかったね。綺麗だった。いくらで販売されるか注目だが、できたらこの映像で東京オリンピックを見たいと思った。

シャープ、他のメーカには是非頑張ってもらいたいものだ。

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そして次がKOMATSUの遠隔操作。会場と8キロ離れた工事現場を有線、無線で結び遠隔操作で大きな重機を動かすものだった。

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そしてNTTグループ。ちょっと地味だったかもしれないが、デジタルトランスフォーメーションを推進して行くその展望など、いろいろな技術を展示していた。

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50分ほどでざっくり見たが、それでも今回は刺激を受けた。やはり8K映像の凄さとARの迫力、これは目立ったこともあり、強烈な印象を自分の頭の中に残してくれた。

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帰り、電車に揺られながら、ふと思ったのは、こういうのを中学生、高校生に見せてあげたらいいのではないかというものだった。大学生は団体割引があるらしいが、それと同じように中高生が見る機会を作ってあげて欲しいと思う。

今、会場に来ているのは、企業の人たちが大部分で大学生はごく一部だろうか。そういう人が見るのもいいが、もっとこれから将来を考えなくてはいけない、中学生、高校生にこういう最先端の技術や製品を見せてあげたいと思ったのは自分だけだろうか。

受験勉強も必要だが、こういうところを自分の目で見ることによって、自分のやりたいことを自然と考えるような機会を中高生に与えてやると、自分の将来を自分で考えるきっかけになるのではないかと思った。

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Sharing Economyは浸透する:金曜日の夜、渋谷にて

シャアリング・エコノミー・・・最近注目されるワードだ。

これまでの大量生産・大量消費時代とは異なる、ロングテールのテール部分のニーズを顕在化*1し、みんなの痒いところに手がとどくサービスが盛りだくさん。地域密着型もあれば、ネットで距離を超えたつながりをもたらすシェアエコノミー、その小さな活動が渋谷区で始まっている。

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この日は、神宮前交差点、ラ・フォーレの向側にある再開発が予定されているビルの1階にsubaCOという新しい形のコミュニティサロンがオープンしたが、そこで渋谷区でのシェアエコの活動の中心となるシェア渋谷のキックオフパーティが開催された。

www.tokyu-land.co.jp

集まったのは30人弱だったであろうか・・・もう少しいたかな?・・・小さな集いだった。集まったのはなんらかのシェアエコを生業としている人や、そのアシストをする人など、産官民の当然若い人が多かった。

「これからだ!」という静かな熱意が感じられる集いだったと思う。

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東京を代表するということは日本を代表する都市、渋谷区での取り組み。住んでいる人、働いている人、観光で訪れる内外の人、シェアエコを推進する人、これほど多様な人がこれだけの規模で集まる街での取り組みだ。そこにどういう意義を、意味を見出すかは参加する人たちそれぞれだろう。

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シェア渋谷の立ち上げに尽力された方たちの挨拶とこれまでの経緯についての説明でスタートしたキックオフパーティ、その後、皆でワイワイやりながら、これからの渋谷のシェアエコを考える時間となった。そしてここでもまた新たな繋がりが生まれた機会になったと思う。

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シェアリングエコノミーが渋谷で今後どのように発展していくか・・・注目だ。

シェアリングエコノミーが静かに身近な活動になってきている。自分の出来る範囲でこの活動に関わってみるというのは、自分にも新しい何かをもたらせてくれるのではないだろうか・・・で、考えたのが、シンクタンクのシェアサービスって何かないの?ってこと。どうなんでしょうか?

シェアリングエコノミー

シェアリングエコノミー

 
シェア[ペーパーバック版] 〈共有〉からビジネスを生みだす新戦略

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*1:ITを前提にした市場メカニズムが開いた可能性。ここではビッグデータ解析は必要ない。我々はこれから21世紀の市場メカニズムが自発的に新たな経済活動を生み出すダイナミズムを目の当たりにすることになる。

若林恵「さよなら未来 エディターズ・クロニクル2010-1017」:大部で内容のある一冊

最初、本書を手に取って読み始めたとき、自分は著者が女性だと勘違いして読み進めていた。それは、最初のまえがきというか謝辞が「S君のこと」という一つの振り返りから入っているその入り方や著者の名前(失礼^^;)から勝手にそう思い込んでいただけなのだが・・・そしてどこで著者が男性であると気づいたのかはすでに忘れてしまっているが、それに気づいたとき、本書の印象が大きく変わったのだった。

それからこの本を面白いと思わせたのは、その出版社にもある。岩波書店がその出版社なのだが、本書を手に取ったとき、「岩波もこういう本を出すようになったんだ」というのが自分の感想だった・・・で、岩波が出すこの手の本とはどういう本なのだろうと読み始めると・・・まあ、自分にとって非常に面白かったということです。

Amazonの書評を見るといろいろだけれど、それは読み手の立場でいろいろになるのは当然で僕にとっては面白い、いろいろ考えさせてくれる、問題提起が散りばめられている本だったということになろうか。

しかし、500ページを超える大著を読んだのは久しぶりで、文体は読みやすかったとは言え時間がかかってしまった。短編のエッセイを中心にまとめられているので、どこからでも読み返せるから、自分の気になったところだけ読むのもいいと思うけど、一度は通して読んで見たほうがいいと思う。そうすることで書名の「さよなら未来」の言いたかったことがわかるような気がする。

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通常、自分はブログに本の記事を書くときは章立てを必ず書くのだが、この本は80編の作品が収録されていてそれをいちいち書くのは流石にくたびれるのでやめる。

内容は、音楽のこと、ITのこと、テクノロジーイノベーション、未来と多方面に渡っている。最終的には、書名にある通り、「未来」というものをどう位置付けるか、どう考えるか、「未来」があるということは現在にとってどういうことなのかを考えさせるものになっている。

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一つ一つのエッセイはその時々の事象に対し、著者の考えがシンプルに書かれていて、自分の考えに当てやすく、自分での思索の出発点として大いに役立ったと思う・・・と書いたが、その思索が完結したわけではなく、始まったばかりといったところだ。

自分でも日々感じている、考えていること、例えば、SNSの息苦しさ、IT/ICTはどこに行くのか、これまでの大量生産・大量消費からいかに脱却するか、日本のビジネスや政治の貧困さ、技術と社会の関係、そしてどうしたらもっと楽しく仕事ができるかなどなど多くの課題に対し、考える新たなきっかけを与えてくれたのが本書であった(・・・と過去形で書くのは早すぎる。今、考えている真っ最終といったところか)。

著者は多くの場所を訪れ、多くの人に会い、多くの経験をし、そしてそれらについて多くの思索を試み、文字として、あるいは講演会で自分の思いを語り、読者や聴衆からのフィードバックをさらに思考の糧にして、未来ということを多面的に捉えている。だからこそ、普段自分の独りよがりな考えに拘泥している自分などはこの本を読むことによって違う見方に気づかされ、ハッとさせられることが多かった。そしてそれが自分の思考の錆の一部を剥がしてくれるようで心地よいことでもあったというところだ。

すでに読んでいる人も多いと思うが、読まれていない人は是非まずは立ち読みされることをお勧めする。

今更ながらiPhoneにビデオを取り込んで見たり

先日、アイフォン君に音楽を取り込んだ話を書いた。

mnoguti.hatenablog.comこうなると次は当然、動画を取り込みたくなるというもの。しかも取り込みたい動画があると来たもんだ・・・ということで取り込んでみた。取り込み方はネットに出ているので、そちらをググってみてほしい(ってそんなの大概のiPhoneユーザなら既知であろう)。ただ著作権とかに触れないようにお取込みは慎重に。

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今回、自分が取り込んだのは、攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX。通称、SACと言われているシリーズだ。まだ4分の1程度しか済んでいないけど。

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX DVD-BOX (初回限定生産)

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX DVD-BOX (初回限定生産)

 

いつでもどこでも見れるのはいい。iPhonePlusの画面だからそれなりに見られるし、みていると今更ながら新たな発見があったりする。見るメディアが違うとやはり刺激が変わるからか、気づかなかったことに気付くんだなとか・・・本当か?

攻殻機動隊が好きだから今回取り込んだのだが、もう一つ、自分の関心としてはこういう世の中ってどういうICTのインフラを前提にすれば可能なのだろうと・・・そこを少し考えてみたいと思った次第。

攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG DVD-BOX (初回限定生産)

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光ファイバと高速無線のネットワークがどのくらい張り巡らされているのか。屋内のWiFiはどうなの?LPWAもしっかり必要とされてるんだよねとか。じゃあ、そういうネットワークを通っている情報はどのくらいの量なのとか、オペレータが各種情報を収集解析している場面があるけど、あれってどのくらいの処理能力のコンピュータが必要なの?とか、現在のコンピュータで可能なのとか?ムーアの法則の限界が見えてきている状況でそれを克服する必要があるのかとか。

将来の社会とICTの在り様を考えるのに具体的に考える素材を提供してくれていると思ってね。かっこつけて言えば、研究の資料として利用してみようというわけ。

当然、SAC 2nd GIGも取り込むつもり。