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40年ぶりに母校の試合を見に行く・・・第106回 全国高等学校野球選手権 神奈川大会

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40年前と今、同じ高校野球なのかと思った。

横須賀スタジアム*1での試合、天気は梅雨とは思えない青空が広がる。そこに適度な風が吹く、暑いけど耐えられない暑さではない。高校野球としてはいいコンディションで試合ができるということだ。

自分は試合開始予定時間より早くつき、まだ空席の目立つネット裏の1塁よりに陣取る。小さい観客席が徐々に埋まってくる。両校のブラスバンドも準備万端。

First high school baseball summer prefectural qualifying venue in a long time @ Yokosuka Stadium.

久しぶりに来た高校野球夏の県予選会場@横須賀スタジアム

グランドでは試合前のランニング、キャッチボール、トスバッティングを順番にこなしていく、徐々に緊張感が高まって・・・くる様子はない。試合前の緊張感、「あの緊張感は高校野球が終わってしまえばなかなか味わえるものではない、この緊張感はいいものだ」と当時の先生(監督)が言っていたのを思い出す。

Pre-match practice... the tension at this time is not easy to experience.

試合前の練習・・・この時の緊張感はなかなか味わえるものではない

試合前のシートノックは各チーム7分。効率よくノックしていく・・・が、自分らの頃のやり方とは違う。1塁手、ゴロ取ったらセカンドへ送球じゃね?ベース踏むよりベースへ投げる感覚をしっかり確かめた方がいいじゃね?などと思いながら静かに見ている。こういう晴れた日はフライが見にくいからまずはフライを取らせるだろう・・・外野手にはとか。スタメン以外の選手でノックを受けている選手が多くね?とか・・・まあ、いろいろ気になるところがあった。

試合前の練習ではキャッチボールでボールをポロポロこぼしたりする姿が目についた・・・外野で遠投する先発投手も球筋が安定しないように見える。ピリッとしない感じ。大丈夫なのだろうかと不安になる。相手チームの方がゆったりしっかり練習を進めているように見えるということで、これは簡単には勝たせてくれないと思った。

Stammen announced... it's time to begin.

スタメン発表・・・いよいよ始まる

予定時間から30分近く遅れてプレーボール。両校1回からランナーを出し、攻め合う格好。好試合が期待されたが、均衡が破れたのは、3回表だった。あっという間の5失点・・・ミスも絡んでの失点だ。次の回も6失点・・・悪いパターン。相手がバントしに来てるんだから、さっさとバントさせてアウトカウントを取ればいいのに、3球目でやっとさせる・・・試合の流れが見えてない。2番手、3番手のピッチャーはまだ投手の球筋ではないように見えた。こういうピッチャーのボールは打ちやすい。やばいなと思っていたら案の定の大量失点。守備陣も緊張感が切れたのか、ここというときにエラー、球際の弱さ・・・日頃の成果が、実力が出せているのかいないのか。攻める方も早い回の得点チャンスに1本出ていれば流れは変わったかもしれない。1本のヒットでもなんでもいい、1点入っていればここまでにはならなかったかもしれない。

Hotly contested...

In a game of theories and probabilities, the one who makes a mistake loses.

熱戦・・・セオリーと確率の勝負はミスをした方が負けだ

野球に限らず、対戦型スポーツは推しなべてそうだと思うが、定石、セオリーがあり、それを丹念に追い、得点を挙げる確率をいかに高めて、チャンスをものにしていくかという単純な構造だ。野球なら常にセカンドにランナーを進めることを考える。ツーアウトになってもセカンドに進める。そうすれば得点が入る可能性が格段に高まる。守備から見れば、そこにミスが入ると失点につながる。勝てる試合も勝てなくなる。

スター選手はいらない。普通のことを普通にこなせる選手が揃えば、相手がいかに強くてもそれなりの試合にはなる。そして奇跡が起こる可能性も出てくる。今回の試合は、確率を高めて得点を挙げる、ミスをしないの両面が逆に出て大量失点と無得点という結果に終わったと思う。

It happened so fast... the difference in play on paper was a big difference in score.

あっという間のことだった・・・紙一重のプレーの差が大きな得点差に

5回裏も一矢報いるかと思ったが、そこまでにはならなかった。ヒット2本ではどうしようもない。打てない割にはバットを長々と持って振っている選手が多かった。自分らの頃は短く持って、振り幅を短くしてジャストミートを心がけるバッティングだったが、今はバットのバランスがよくなったのか、みんな長く持っていた。そこに工夫があってもよかったとも思った。

終わってみれば圧倒的に力の差があった試合内容だった。

Their summer ended in a flash.

彼らの夏はあっという間に終わった

5回裏の攻撃が終わる・・・0対12、5回コールドゲーム。両チームがホームベースに整列する。試合終了のサイレンがなる。彼らの夏は終わった*2

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*1:実は自分がコーチをしていた頃、夏の大会で対戦相手のゲームを当時の主将と見にきたのがこの球場だったと思う。当時は追浜球場と言われていた。そこで観戦し、相手チームを事前に勉強できたのがよかったのか、接戦をものにしたことを思い出した。

*2:実は今回試合を見に行ったのは、次の保土ヶ谷球場での試合観戦をするのに、暑さと日差しの確認をする目的もあったのだが、保土ヶ谷球場に行くこともこれでなくなった。