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最近はすっかり最低月一回ペースで飲みに行っている八重洲のふくべ。浜町から歩いていく。当然、帰りも歩くので酔い覚ましと共に、それなりの運動になる。
前回は2月に行っておでんなど頂きながら美味しい日本酒(この時は立春朝搾りや菊正樽など)を頂いたのだった。
今回は、開店85周年という3月5日にお邪魔した。85周年ということで自分はそのうちの何年ぐらい関わっているのかと過去を振り返ると・・・自分が初めてふくべで飲んだのは2019年の8月だった。85年の歴史から比べれば新参者だが、いつも美味しいお酒につまみをいただいている。
85周年のこの日、やはりカウンターは常連さんばかりと言ったところ。自分よりもはるかに先輩の方々がいい感じで酔っている。自分も確実に飲みたいということでこの日は予約でカウンターをゲットw 入って右端の席で85周年の歴史を味合わせてもらった。
この日も当然飲むのは日本酒。いつもは3本、多くて4本というところだが、この日はいろいろあって、5本いただいた。飲んだのは、呉春、菊正宗樽酒、桜政宗を飲んだあと、〆のつもりで菊正宗樽酒を再度注文。ここで終わるはずが、とあるTV番組の取材が入り、おまけで白鷹をいただいての計5本だった。
お酒のお供は、まずは開店記念のこの日だけの特別メニューであるもつ煮込み。この日しか食べられない伝説の味。大根とこんにゃくが美味しかった。普段作ってないメニューなのでこの日のために作るのは大変だったらしい。それだけ気持ちがこもっているもつ煮込みだ。
特別メニューのもつ煮込みを食べたあとは平常のつまみへ・・・最初は月見(全卵)をお願いした。よく混ぜて食べるのだが、やはりこれは美味しいね。白いご飯にかけてそれをつまみに酒を飲みたいと思ってしまう。
そしてふくべに来たらこれを食べてお酒を飲まないと・・・ということで鯵の干物を頼む。ちょっと時間かかるが、じっくり焼かれた鯵の香りはたまらないものがある。熱々のうちに背骨を外すのだが、その時の身離れがいいので美味しい鯵とすぐに分かる。そして骨についている身を食べ、その背骨を外した片身から順番に箸を入れていく。最後は頭と骨だけになる・・・それほど美味しい鯵の干物だ。
そしてこの日、たまたまだったらしいが、TVの取材が入った。某番組で紹介するお店のうちの一つになるらしい。その取材中に燗をつけるところ撮りたいということで、それならもう一本と白鷹をいただいた。白鷹もよく飲む一本だ。菊正もいいが、白鷹も美味い。灘の酒を代表する酒蔵だろう。
その白鷹を飲みながら、取材の様子を眺め、取材スタッフにちょっと質問なんかして、85周年のふくべのひとときは過ぎていくのでした。珍しく6時に入って店を出たのは8時を回っていた。いつもは1時間ぐらいのところを倍の時間いたことになる。美味しく楽しいひとときだったということだろう。
満足して店を後にしたのでした。次回はいつになりますか。
ごちそうさまでした。
自宅でも美味しい鯵の干物で一杯やりたい!