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【八重洲】ふくべ:今年初めて、美味しい地酒と肴を堪能する

新年早々行きたかったけど、結局行けたのは4月になってから、すでに桜も散っていた時期だった。この日は仕事を早上がりし、午後4時半を過ぎた頃にふくべの入り口に立つ。この時間だからもしかしたらガラガラかなと思ったが、カウンターにはすでに諸先輩方が数名、徳利を傾けていた。

 

自分もそこに入れてもらい、さて今日は何にしようかと思案する。ふくべではこの瞬間が楽しいし、その日の飲むお酒を決める端緒を作るので大切だ。ちょっと考えて、この日は五橋から入ることにした。ぬる燗で頼む。

お盆に乗った小宇宙

お盆の上の小宇宙・・・いつも庭が設営されるw

しばらくして、ぬる燗の五橋が入った徳利が目の前に供せられる。さて、始まるこの日の宴。一人でゆっくり飲むのが今のスタイルというか、思い出してみれば自分は一人呑みが結構多かったなと・・・そして今は状況が状況だけに、一人で静かに黙呑するようになっている。普通でも無口なのにさらに無口に黙々と飲むひととき。

 

五橋が胃の腑に落ちて、染み渡る・・・じっくり味わい、染み渡る感触を楽しむ。ふくべの持つ雰囲気がこういう飲み方にあっていると思う。仲間二人できて小声で話ながらもいいが、一人での黙呑がいい。

徳利とお猪口

この日は、五橋、白鷹、菊正宗樽、一の蔵特別純米

この日のつまみは、今年初めてということもあり、いつもの定番をお願いする。まずは生揚げ。これは昨年の後半から頼み始めて最近は毎回頼むようになってきているお気に入りのつまみだ。

 

生揚げの周りのカラッとした感じと中のふっくらした感じ、そこに刻みネギと生姜と醤油の味が絡まり、美味しい。お酒が進むよ。

生揚げ

生揚げ

生揚げ・・・最近の定番

そして塩ラッキョウ。これがまた美味しい。酒に合う。日本酒を扱う店だからそこで出されるつまみは酒に合うのが当たり前だが、このラッキョウ、美味しい。コリコリ、シャキシャキ・・・何と表現していいのだろうか、この食感がなんとも言えない。

塩ラッキョウ

中休みの塩ラッキョウ

この日の日本酒・・・五橋の後は、白鷹、菊正宗樽酒、一の蔵特別純米酒をいただいた。いつもよりというか、以前は3本で止めていたが、ここ数回は4本目まで飲んでいることが多いのではなかろうか。

 

さて、つまみも最後・・・やはり久しぶりということもあり、鯵の干物をいただいた。これは外せない。美味しいお気に入りのつまみだ。ふくべでも焼魚は他にもあるが、やはり鯵の干物が一番のおすすめらしく、おすすめするだけあって、美味しい。背骨の身離れがいいところがいいし、身の美味しさも文句なし。

鯵の干物

焼魚

鯵の干物・・・今年は何回食べるでしょうか

それだけ美味しい鯵の干物なので行けば必ず頼むようになる。

静かに呑みながら、鯵の干物をつまみ、ふうっとため息をつく。くつろげる時間だ。目の前の棚に並べてある一升瓶や左奥の四斗樽を眺めながら、ゆっくりいただく。たまに他のお客さんの話題に耳を傾けたり・・・この日はご近所の蛎殻町の方がいらしていたみたい。「蛎殻町って漢字、難しくんて書けねえんだよぉ」なんて言っていた。

看板

外観

今年もよろしくお願いします。

そんなこんなでいつの間にか時は過ぎ、呑み始めてから2時間経過していた。最後の一滴を飲み干し、ゆっくり席を立つ。今年は何回来れるだろうか。質素倹約を励行中の身としては、2ヶ月に1度ぐらいは来たいものだが、さてどうなるでしょうか。

いつも美味しいお酒とつまみ、ありがとうございます。

ごちそうさまでした。

 

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