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年が明けてもう2月も中盤だ。ふくべには相変わらずお世話になっている。このブログにも記事を結構書いているが、振り返ると最近は記事はご無沙汰で昨年の年末にまで遡る。
さて、この日は珍しく浜町から八重洲まで歩いた。2キロ弱の距離をてくてく歩いていくのだが、流石に歩いて行って満員で入れないと悲しいのでこういう時はあらかじめ電話で予約をすることにしている。店に着いた時案の定、カウンターは自分が予約した1席しか残っていなかった。やはり6時ぐらいに行く時は予約は必須だと肝に銘じた。
無事に着席し、小盆の宇宙がセッティングされて、最初の1本となる。この日は澤乃井のぬる燗から始まった。その後、立春朝絞りをいただき、白鷹、菊正宗樽をそれぞれぬる燗でいただき、計4本を小一時間でいただいた。
ワイワイ賑やかな店内で1人飲みの自分のところだけは落ち着いている。猪口でグイッと酒を飲みながら食べるつまみは以下の通り。
季節がらやはり最初は温かいものを食べたくなり、おでんは冬の定番だろう。コンニャク、焼き豆腐、さつま揚げの3品盛りだ。カラシを塗って熱々をいただく。これが美味しいのだ。特に、焼き豆腐とこんにゃくはこの時期必須のおでんダネだろう。熱々ふうふうしながら食べるのが美味しい。
ちょっと引いて小盆の世界を俯瞰してみるとこんな感じだ。小さいお盆(これがふくべの宇宙)におでん皿とお銚子とお猪口、そしてお通しが揃う。いい眺めだ。
酒は佳境となってくる。2本、3本と飲み進めるのだが、おでんを食べている途中で次を考えないといけない。最近は大概は今回頼んだ鯵か月見になるのだが、この日は鯵を2品目に持ってきた。熱々で美味しいのだ。新鮮だから骨の身ばなれがいい。美味しくいただいた。
そして箸休めの塩ラッキョウ。酒のつまみにこれがいい。自分は甘ラッキョウ派だったのだが、このラッキョウをいただくようになり、しっかり塩ラッキョウが好きになってしまった。日本酒に合うんだな。
酒は最後の4本目、翌々日には新樽に変わるということだった・・・ということは、この日の樽酒は、樽香が香る一杯のはずだということで〆の1本はこれでいこうとなった。それに合わせるつまみは、月見(全卵)だ。ようく混ぜた食べるのがいい。普段はなかなか食べない長いものつまみは貴重で、美味しい。
この日の小宇宙でのひと時も終わってしまえばあっという間だった。美味しい日本酒に美味しいつまみいろいろでゆっくり楽しむ1時間少々の時間・・・今年もこれから何回ここにお邪魔するだろうか。
いつもと変わらず美味しいひと時に感謝しながら店を後にするのだった。
ごちそうさまでした。