水道橋で美味しいラーメン屋さんといえば、今の自分は間違いなく、こちら、中華そば勝本をあげる。昼時に行くと絶対混んでいると思うので、自分が行くのは夕方に近い時間だ。流石にこの時間だと店内は空いていて、ゆっくり食べられる。
これまでに2回お邪魔している。今回が3回目になる。最初は味玉をトッピングした。2回目は中華そば(トッピングなし)で大盛にした。いずれも満足の味だったのは言うまでも無い。
中華そばの完成度は高い。この時食べた大盛中華そばは、大盛さえ必要なく、普通の中華そばをゆっくり味わうのがいいと思ったほどだ。
そして今回、3回目は予期せざるメニューがあった。それが冷製中華そばだ。後から知ったのだが*1、冷製なので、夏の間提供されてもうそろそろ終わる季節限定メニューかと思ったが、どうもそうではないらしい。他の食べロガーの方の記事を見ていたら、冷製中華そばが提供され始めたのは9月になってかららしいのだ。季節限定は季節限定らしい。
中華そば勝本です!
— 中華そば勝本 (@chu_katsumoto) 2023年9月21日
突然ですが、明日から期間限定で冷製中華そばを販売いたします🔥
”冷製”といえど、きんきんに冷たいスープではないのでなめらかで味わいやすい仕上がりになっています。
中華そばが食べたい!でも熱々スープを飲むには暑いな…という今の時期にベストな一杯。
是非ご賞味ください☺ pic.twitter.com/zEfCZZkIMA
そうとは知らず冷たいキンキンに冷えたラーメンが来ることを予想しつつ、カウンターで静かに待つ。オープンキッチンの調理場ではラーメンが一つ一つ丁寧に作られていく。
そして出てきました・・・おまちかねの冷製中華そばが、こちらです。氷が浮いている他は中華そばと変わらないのではないか。ラーメンスープは冷たくキュッと麺が締まった食感を期待して食べたら違った。
氷が浮いているスープは程よい温度で冷たいというほどでもない。この温度が実は絶妙だ。スープの味や麺の美味しさをじっくり味わえるのだ。浮いている氷がいい感じでスープに冷たさを提供している。チャーシューやメンマ、海苔も冷やしてあるわけではないので、その美味しさをじっくり味わえる。
そして麺、麺が美味しい。この温度で食べる麺はこういうものかと思いながら食べた。熱さがない、冷製という感じで食べているので、この温度で食べる麺が美味しく感じる、いや実際美味しいのだ。熱いラーメンで食べると中途半端な冷めたラーメンの温度で美味しくないと感じると思うが、これが不思議・・・冷製中華そばはこのキンキンではない温度で食べるからこそ美味しいのだと思う。ちなみにこの冷製中華そばは大盛にはできない。それも何となくわかるような気がする。
冷製と聞くと真夏の季節限定メニューかと思うが、これは9月になってから提供され始めたこと、冷製とはいうものの、キンキンに冷えたラーメンではないことを考えると、この季節限定がいつまで続くのか10月か11月か、もしかしたら冬場も販売し続ける可能性もあるのかなと考えている。そして来年の夏前に販売終了とか。どうだろうか。
今回で3回目の中華そば勝本での一杯は、夏の終わりの冷製中華そばで実はそれは始まりだったかもしれないという中華そば勝本ならではこだわりを感じさせてくれるものだったということになろうか。
次回行った時にこの冷製中華そばがあることを期待して、今回もごちそうさまでした。
*1:忍魂麺道さんのこちらの記事に書いてある。