徳島からの長い旅路も最終盤になり、深夜12時前に最後の腹ごしらいをということで珍しく海老名SAによる。海老名SAのフードコートは2階にあり、多くの飲食店が入るが、流石にこの時間になると空いている店舗は限られる。そんな中、選んだのが、蕎麦屋のそじ坊だった。
この日は最初から蕎麦が食べたかったのだが、ここまで食べられずということで最後の最後で望みを叶えた格好になった。そして選んだメニューが、鴨葱つけそば。ちょっと贅沢させてもらった。
鴨と言えば、どちらかというと寒い時期が美味しいものだが、まあこういう時に食べてもいいだろうと思ったのと、無性にあの濃厚な鴨汁で蕎麦が食べたくなったのだった。
その鴨汁がこちら。これに冷たい蕎麦を泳がせて食べるわけだ。ちゃんと鴨汁の味がするだろうか・・・と確認で、蕎麦を潜らせる前に一口啜る。うん、濃厚な鴨汁の味がしっかりした。それと焼き葱の味がいいんだ。これに蕎麦を潜らせてたっぷり鴨汁を絡めた蕎麦を啜るのが自分は好きだ。
その蕎麦がこちら。細めでしっかり冷水で締めてある。口の中で存在感があり、美味しい。鴨汁の強い濃厚な味に合う。こういう蕎麦で食べる鴨汁は美味しい。盛られた蕎麦の上の方から箸でつまみ、汁につけて手繰る。味変で山椒をかけるのもいい。
長い旅程の最後を美味しい蕎麦で〆る。なかなか粋じゃないか。
ごちそうさまでした。