小伝馬町の交差点から程近い路地を入ったところに静かに佇む馥やさん。小伝馬町の交差点を人形町方面に向かって左側の1本目の路地を入って100メール前後でしょうか。お店はあります。
だいぶ前からその存在は知っていたもののなかなか行くタイミングがなかったのですが、今回、土曜日も営業するというFacebookでの記事を見て行ってみることに。この日の開店は5時からで私が着いたのは6時過ぎ・・・他にお客さんは居らず、静かな店内でした(その後、徐々にお客さんは増え、賑やかになりました)。
最初の1杯は迷いましたが、やはりビールで喉を潤してって感じ。サントリープレミアムモルツで乾杯!
こちら、馥やさん、蕎麦屋なのですが、前菜からしてすごい!全部で7点です。どれも美味しいつまみです。お酒が進む。
どれもしっかり仕事がしてあります。
そしてお酒はビール後に移ります。蕎麦屋に来たので、自分としては当然日本酒ですが、日本酒は大矢孝酒造さんのお酒で統一。10種類ほど置いてありました。どれも1合1000円(希少価値おあるお酒はもう少しお高め)です。
最初は、残草蓬莱の純米吟醸だったかな。2杯目は、昇竜蓬莱のきもと純米吟醸だったかと。そして最後は写真ありませんが、昇竜蓬莱の特別純米酒を温燗でいただきました。きもと純米吟醸はグッとくるものがあり、久しぶりに味わったインパクトのある味でした。
前菜の後は、焼き鳥盛合せお任せ3本。砂肝、セセリ、そしてレバー。最初に砂肝が出てきたのですが、その大きさにびっくり@@!だったのと鮮度のよさに2度びっくり@@!の砂肝でした。大振りの肉が美味しく焼き上げられていて、砂肝のあの歯ごたえが美味しい一品です。
次のせせりも美味しかった。歯応えがよかったです。そしてせせり独特のあの味。お酒が進みます。せせりはその後、追加でも食べました。そして最後、レバーのタレ味。左下はおろししょうがですがこれを少しずつつけて食べるのが美味しいです。
続いて玉子焼き・・・これでハーフです。玉子3つ使っているとのこと。甘さ控え目、お酒のつまみにちょうどよく、熱々をまずそのままで、二口目からは、大根おろしに醤油をたらし、それを載せていただきます。
あっという間に食べてしまいます。しかし、この辺りで結構、お腹が満たされていることに気づきます。
それでもまだ焼き鳥が出てきます。2本目のせせりと最後が写真の鴨つくね。これは美味しかった。焼き加減はレアで、甘めのタレ味でそこに黄身をつけて食べます。大きさも十分(なので焼き上がるまで時間がかかります)、これだけでお酒を1合言えちゃう感じです。
最後の締めは、当然、蕎麦です。冷たいお蕎麦から温かいものまで、いろいろありますが、自分は冷たいお蕎麦。もりそばかと思っていましたが、冷かけもあるので、この日は冷かけに。
しばらく待って出てきたのがこちら。細めの蕎麦が美味しそう。冷かけなのがいいです。改めて自分は冷かけが好きなのだと気付かされたような気がします。
薬味は、刻み葱、大根おろしに練り梅がありましたが、蕎麦と汁が美味しいので、薬味はいらないですね。でもちょっと口先を変える感じでいただきました。おそばを食べた後は、残りの汁をおかずに日本酒をゆっくり飲んでごちそうさまでした。
写真、中央にある柱時計、ちゃんと動いてるんです。そして30分ごとに鳴ります。最初はちょっとびっくりしましたが、懐かしい音色を聞いた感じで何回か聞いてしましました。
蕎麦屋だとさっと飲んでさっと食べて出るって感じですが、こちらの馥やさんは、2、3時間かけてゆっくり飲んでじっくり味わって、最後にそばをタグるのがいいと思います。
美味しいお酒、つまみ、蕎麦、どれをとっても質、量共に満足でした。これだけレベルが高いのでお値段は若干高めですが、それだけの価値はあると思います。
ごちそうさまでした。
また寄らせてもらいます。