我が家の冬の定番行事といえば、浅草の並木藪蕎麦に行き、鴨南蛮を食べることだ。この冬はなかなかスケジュールが合わず、食べに行けたのは3月下旬だった。3月30日まで出されるということだったので、ぎりぎりで定番行事をこなせたということになる。
久しぶりの並木藪蕎麦はいつもと変わらずそこにあった(当然だ)。ここ数年は並ぶことはほとんどなかったと思うが、今年は少し並んだ。20分弱ぐらいだろうか・・・ワクワクしながら入店・・・入り口左のテーブル席に。
まず初めに確認するのは、メニューに鴨南蛮があるかということだ。それと値段。無事、綿ニューにあることを確認し、値段を確認すると・・・ついに大台だ!ということで2000円だった。
無事、メニューにあることを確認して、早速、注文。菊正樽酒ぬる燗2本、板わさ、そして鴨2杯。これで決まり。しばらく待つと、お酒と板わさが運ばれてくる。
いつもの味を確かめながら、やはり蒲鉾はこうでないといけないと歯応えを楽しむ。そして菊正の樽酒・・・美味しいねえと1年ぶりの並木藪蕎麦の味を噛み締めていると運ばれてくる。この日の主役・・・鴨南蛮蕎麦。
この鴨肉の切り身の大きさ、そしてつくね・・・贅沢ってもんだ。ネギもたっぷりいい感じ。これに鴨汁の濃厚で甘い味・・・贅沢なひととき。
鴨肉の立派さは他の鴨南蛮ではなかなか体験できないものがある。そしてつくねがまたおいしい。汁を飲みながら鴨肉を食べ、そして蕎麦をたぐる。ネギに染み込んだ鴨味がなんともいえない。これだよね、これ、やはり冬にこれを食べないといけないよ。今年は春になっちゃってけどね。
鴨南蛮蕎麦をたべ、残りのお酒を飲んで、満ち足りたひと時を味わう。その際、蕎麦湯で蕎麦つゆを割って飲むのだが、並木藪蕎麦の蕎麦汁は辛いことで知られているが、蕎麦湯で割って飲む・・・これがまた美味しい。
少し肌寒い天気だったが、鴨南蛮蕎麦とお酒で体が温まったところで、浅草を少し散策して帰ったのでした。雷門前の人でも少しずつ戻ってきているよう。
今年も美味しい鴨南蛮蕎麦・・・ごちそうさまでした。
また来年、よろしくお願いします。
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