人形町周辺はお鮨の激戦区だ。日本有数のお店から、老舗、中堅どころ、そして回転寿司などなど築地が近かったこともあるのか、鮨屋が多い。そんな寿司屋の中でも堅実で美味しいネタの鮨を食べさせてくれるのがこちらの鮨処雅。春3月に訪ねて以来少々ご無沙汰だったので、今回、久しぶりにバラチラシが食べたくなり、寄らせてもらった。
先客が1組、奥のカウンターにいたので、自分はカウンター手前、入って左側に座らせてもらう。頼むのはばらちらしの一択。ご主人がちらしを作りながら、先日の神田祭のことなどを話す。自分は参加できなかったが、土曜日はかなりの人出だったらしい。そりゃ4年ぶりだからそうだよねと話しながら待っているとできました。
今回は、春の味として、桜えびがついていた。この桜えび、GW前は豊洲市場にもなかなか入ってこなかったそうだ。それが最近、やっと見かけるようになったとこのこと。さらに仕入れ値もだいぶ下がったらしい。春を感じる桜えびもいただきながら、ばらちらしをいただく。
このばらちらしもネタが何種類載っているのか・・・車海老、甘エビ、中落ち、鰹、ホッキ貝、イサキ、玉、いくらなどなど他にも入っていたと思う。10種類は超えていた。このネタの多さがばらちらしを食べる時の醍醐味だ。
さあ、食べるぞ!と、わさびを醤油にといて、いい塩梅に醤油が行き渡るように上から掛け回す。季節を感じながら食べられるのがお鮨のいいところだが、ばらちらしはさらに、ネタを一つ一つ味わいながら食べるのもよし、いくつかのネタを一気に頬張って食べるのもよし、食べ方はいろいろだ。
至福のお昼のひと時はこうやって過ぎていくのであった。食べ終わった後は満足の満腹感で満ちたお腹で帰るのでした。
ご馳走様でした。