天ぷら中山さん、孤独のグルメに登場以来、すっかり行列のお店になってしまった。新型コロナが去った今、その行列はさらに伸びているのではないか・・・ということで、自分が行くのはお昼の閉店間際の1時少々前だ。この時間になるとさすがに行列はなく、すんなり座れる(ごく稀に数人の行列がある時もある)。
この日は、3月〆のお昼ということで、久しぶりに穴子天丼をお願いした。穴子天丼を頼むときは、大きな仕事が終わった時とかの特別なお昼に該当する時だが、今回は退職前という特別なお昼ということになる。
注文してからあっという間にできる。これが天ぷらのいいところだ。蓋を取るとこんな感じだ。器に盛られた白飯を覆うように穴子天ぷらが敷き詰めらている。その穴子天ぷらは丼ツユにたっぷり付けられて美味しそうだ。
箸をつけるのは決まって左下の角から。そこから少しずつ食べていくわけだが、出来立てでご飯も天ぷらもかなりの熱々で口の中を火傷しないように食べないといけない。しかし、お腹が空いているので、どうしてもパクついてしまう。ハフハフ、パクパク食べ、しじみ汁を飲む、そしてたまに香の物をアクセントでいただく。美味しい循環が始まる。
穴子天ぷらの柔らかさやあの柔らかい味に丼ツユが見事に絡み、美味しい穴子天丼になっているわけだ。パクつかないでいられようか。ハフハフ、パクパクを繰り返し、口の中は穴子天丼の美味しさで満たされる。
もっとゆっくり味わいながら食べればいいのにと自分で思うが、どうしてもパクパク食べてしまう。それほど美味しい穴子天丼。
次回は、次のステップへの足掛かりができたときにでも景気付けに食べに来るとしよう。
ごちそうさまでした。