以前、同じ人形町で麺画廊英として営業していたお店が2020年10月末に今の位置に移動して、店名も新たに始めた店だ。お昼時は行列になっているところをよく見かけたのでなかなかいくタイミングが難しかったが、今回、やっと行くことができた。
以前の麺画廊英の記事は以下の通り。この後、2回ぐらい行ったと思うが、名前が知れ渡るにつれて、行列になり、お昼に並ぶのを避けていたこともあり、足が遠のいてしまった。
お邪魔したのは12時30分ごろ、行列がなかったので、店内を覗いてみると席が空いている感じ。よし!ということでドアを開ける。ちょうど1席空いていて、小盆にレンゲと箸がセッティングされていた。券売機で買ったチケットを渡し、ゆっくりと腰を下ろし、準備完了。するとお水が出される(水のおかわりは各自が奥の冷水機に行く)。
今回食べたのは、八月限定麺 鯛薫冷彩麺 極〜きわみ〜というやつ。ドアにその能書きが書いてあったのだが、それは見ずに券売機の前でどうしようと思い、一番目についたボタンを押した。
しばらく待って出てきたのがこちら。見た瞬間、塩味か!と思った。もういかにもnoodle art galleryさんの限定麺って感じ。麺やスープの出汁、そしてトッピングまですべてこだわった一品だ。だから極というネーミングなのかと思ったとか。
noodle art galleryさんの特徴の一つは、大盛りという麺の量と硬麺という茹で加減の指定ができないところ。なぜそうなのかは頼んでみれば分かると思う。今回もそうだった。
上の写真の通り、全体で一つの作品となっていて、麺を増やしたり、茹で加減を変えるというのは全体のバランスを変えるということであり、その作品としてのバランスを崩すということなのだろう。
ただ、麺は一口食べれば分かるが、十分すぎるほどの歯応えだ。これ以上の硬麺は考えられないだろう。
そしてスープの塩加減。これがまたすごい。塩っぱいという点ではすごく塩っぱい。しかし、そのスープを飲んでいると、塩っぱさの中に柔らかさを感じる。そして味の深み。血圧が心配な人も、ここで食べたらスープは飲み干したい。
トッピングの各種も入り口にすべて書いてある。本当はそれを見てから食べた方が良かったなと思ったのは後の祭り。おいしけりゃいいという感じで食べるのは失礼な感覚に囚われるのだった。
店の入り口はこんな感じだ。以前はこの店前にお昼になると行列ができていたが、最近は、新型コロナ第7波の影響もあってか、行列は見ることない。日頃、行きそびれていた人は今がチャンスだ。
こだわりの作品を食べたい人におすすめ。
自分も他の作品を食べに、またきてみようと思う。
ごちそうさまでした。