今年の2月以来の天鳳だったらしい。緊急事態宣言下の青山から六本木あたり、夕方の人出は以前とあまり変わらないような気がする。そんな中を青山一丁目の交差点から住宅街を抜け、乃木坂に出て、天鳳を目指す。
店内、客はそれなりに入っている。密を避けるため、席はカウンターもテーブルも1席おきで座るようになっている。そこに座る客は、カウンターはちょうどよくおさまる程度、テーブルは自分の他に一人だった。
今回は、91年ごろ天鳳に通い始めてから1度も食べたことがなかった塩味を注文した。久しぶりにせっかく来たのだから、いつも頼むめんばり大盛を頼みたいところだったが、次回行くときは塩味を頂こうと決めていたのだった。
塩と注文してからしばらく待ってから出てきた!天鳳では初めての塩味。見た目はもっと透明に近いスープを想像していたが、見事にハズレ、白濁しているではないか!あとは、めんばりの時と同じ麺、同じチャーシューだろうが、スープの色が違うだけで、麺やチャーシューが何か違うような気がする。
恐る恐るスープを啜る・・・サラッとしている。当然ながらめんばりの濃厚さはない。その対極にあると言ったら言い過ぎだろうか。確かに塩味だ。これはさっぱりしていて美味しい。
いけると思った。めんばりを食べたくなるかとも思ったが、そうでもなかったからだ。塩味、良い。麺を食べながらスープを啜り、チャーシューやメンマを頬張る。めんばりを食べるときより幾分お上品な食べ方か・・・なぜかは分からない。
ゆっくり味わいながら食べ、スープを飲み干しごちそうさまでした。
たまには塩味を食べるのもありだと思った。次回は味噌味を食べてみよう。