年内のお勤めが終了した日、慰労を兼ねて蛎殻町の鮨処雅さんへ、二人で出かける。6時過ぎに到着したが、当然、店内には先客はなし。今日は僕らの他にも予約があったようで、なぜかほっとする。
席について、一息する間もなく、生ビールを注文。エビス生が美味しく喉の奥に落ちていく。さあ、本日の美味しいひと時の始まりだ。
いつものように突き出しは帆立から、そして子持ち昆布と数の子・・・年末だと実感する瞬間。しかも山盛りw美味しくパクパクいただく。生ビールが進む。慌てて食べることはないと思い、ゆっくりと自分に言い聞かせる。
続いてお刺身。マグロはアイルランド産の生の本マグロ。結構、熟成させているとのこと。海外からも冷凍せずに持ってこれるので十分熟成させることができ、最近のは国内産とあまり見分けがつかなくなっているとのこと。その他、しめ鯖、つぶ貝に白身の魚など。
さらに帆立の磯部焼きを食べた後、最後のつまみは、あん肝と鱈の白子。どちらも美味しい冬の味覚。その頃には店内は他のお客さんもみえ、賑やかに。以前より席数は少なく、お客さんごとに透明のシールドを立てて、対策もしっかり。みんな安心して刺身やお鮨を味わえる。
さてにぎり。漬けマグロから始まり、白身、ホッキ貝、マグロ、小肌、海老、いくら、雲丹といただく。どれも美味しく頂いた。
その中でも美味しかったのはこの本マグロ。青森の三厩に上がった本マグロだ。キメの細かさ、甘みなど口の中でとろけるような中トロだった。
さらに、いくらと雲丹は2貫ずついただく。2貫ずつということは同じものが出てくるはずはないので、どういう違いか・・・食べて見る。
いくらは時間の違い。左が時間が経っており、ねっとりした感じ、右はそれよりは若くサラッとした感じ。違いを感じられて何故かほっとする自分。
雲丹も2貫なので違うはず・・・これは最初に思いつくのは、むらさきかバフンかというもの。パクッと食べてみる。確か、左がバフン雲丹でコッテリしている感じ。右がむらさきでサラッとした感じ。これも分かった。美味しい。
あっという間に最後の玉子焼きへ。ご飯と握ってもらい、最後にパクパクといただく。デザート感覚で最後の1貫をいただく。
今年も何回お世話になったことでしょうか。美味しいにぎりはもちろん、美味しい刺身、選び抜かれた魚をいろいろ食べさせてもらいありがとうございました。ごちそうさまでした。
年明け後も引き続きよろしくお願いします。