お昼時の12時30分ごろ、引き戸をおもむろに開ける・・・そこには先客が1組2人がいただけだった(自分がいた間はその後に1人来ただけだった)。こういう状況なので、お客さんはやはり敏感だなんだそうだ。ここ最近の状況でまたお客さんが来なくなってしまったとのこと。
自分はと言えば、カウンターの一番奥に座らせてもらい、頼んだのはいつもと一緒・・・にぎりの大きさは普通でお願いしますと。苦手なものはありませんというのは最近は聞かれなくなった。
しばらく待つと、いつもの順番でいつものように出てくる・・・が、気のせいかもしれないが、にぎりの大きさがさらに大きくなっているような気がする。このまぐろ2貫が特に感じる。今までは一口で行けたのだが、この日はついに一口では入りきらず2回にわけて頬張った。美味しさは文句ないし、大きさアップで大満足。
そして次は中盤の3貫。ヒラメ、コハダ、カンパチの定番のネタ。こちらは多分昔から変わらない大きさ・・・一口でパクリといただく。待っているお客さんがいないので、ゆっくり味わいながらよく噛んで食べる。
ネタはどれも大きめ、厚めで食べ応えがある。もちろん美味しい。コハダの酢の加減がなんとも言えない。実はこの後、まぐろの2貫めをいただいたのでした。食べているのは一人なので次のにぎりが出てくるのが早く、まぐろを1貫食べたころでこの3貫が出てきたので、1貫は残してこちらを食べて、再度、まぐろの美味しさを味わった。
そして次に出てくるのが、いくらなのだが、自分の目の前にはこんな感じでいくらがざるに盛られている。ここから軍艦の上に盛られて、そして自分の目の前にくる。
それがこちら。綺麗ないくらだ。そしてやはりこれも昔に比べて大きくなっているのではないか。一口では食べられない大きさ。パクッと食べるといくらの旨味が口の中いっぱいに広がる。ちょうどいい塩気がなんとも言えない。
そして蟹の身の軍艦巻き。これはお醤油がすでに付いているので何もつけずにいただく。これも一口では無理で、2回にわけて口の中へ、そして胃袋へ落ちて行った。美味しいのは間違いない。
お鮨も後半だ。太田鮨さんの名物、玉子焼きの太巻き。これは2ついただいたわけではなく、裏面を写したもの。要するに玉子焼きの太巻きファンの人が憧れる、たまはじを出してもらったので、それを写真に納めた次第。このたまはじ、当たり前だが、1本から両端の2つしか取れない。そしてこの端っこの焼かれたところの食感がなんとも言えず、これが好きというお客さんが少なくないのだ。
にぎりの最後は甘い詰めがたっぷりのホタテ。ダメ押しの1貫というのはこういうことだ。これは程よい大きさなので、最後、一口でいかせてもらう。口の中に広がる甘い詰め、その後からホタテの風味が広がる。ああ、美味しい。
そして最後は、最近定番の鉄火巻き。これもまぐろがたくさん巻かれていて、大変美味しい。この鉄火巻きを食べながら、本日のまぐろからホタテまでのお鮨を思い出し、満足するのだった。
今は、お客さんが少ないので、行ける人はぜひいかれることをお勧めします。いつもは長時間並んで、やっと席につき、食べ始めても後ろの待っている人がなんとなく気になってゆっくり食べられないこともあろうかと思いますが、今はゆっくり食べられます。
美味しいお鮨は逃げませんが、空いているときに食べられるのはそうある機会ではありません。
ごちそうさまでした。
また再来週あたりお邪魔します。